「国内最大クラス」のロボットトラクターが発売 様々な状況に対応 農業は無人車両の時代に?

農業の人手不足に対応。

有人監視の下で自動運転するトラクター

 井関農機は2024年6月7日、有人監視型ロボットトラクター「TJW1233-R」を発売しました。

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有人監視型ロボットトラクター「TJW1233-R」フロント部分に無人運転用のセンサーを搭載(画像:井関農機)。

 TJW1233-Rは、農業の大規模化・生産性向上に対応するため開発された123馬力を有するトラクターで、有人監視型ロボットトラクターとしては業界初、国内最大クラスになるとのことです。

 国内農業においては従事者の高齢化に伴う、人手不足や農地集約による大規模化が進んでおり、農業の省力化や生産性の向上が課題となっています。

 そうした問題を解決されることが期待されているのが、人が操縦せずに農作業が可能なロボットトラクターで、有人監視下で無人運転する「ロボットモード」と、作業機・基準線を登録することで自動で最適な作業走行経路を形成し、作業走行をアシストする「自動操舵モード」を選ぶことができます。

 井関農機ではほかに、2018年に「TJVシリーズ(65馬力)」の商品化したのをはじめ、2021年に「TJV シリーズ(75馬力・98馬力)」を発売しています。

 なお、TJW1233-Rでは従来の対応可能だった長方形、平行四辺形、台形等のほ場(農地)に加え、曲線・直線がある変形ほ場にも対応しており、ほ場の形状にあわせた最適作業ルートを自動生成できるため、未熟練者でも効率のよい作業が行えるとのことです。

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