激珍施設「ホテルと化したジャンボ機」、そのスゴすぎる全容とは? スイートルームは驚愕の場所!

「ジャンボ機」ことボーイング747のなかには、退役後に驚きの転身を遂げた機体が存在します。そのひとつが、747をまるごとホテルにした施設です。どういったものなのでしょうか。

1976年製造の747-200を活用

 かつてJAL(日本航空)・ANA(全日空)でも主力機のひとつとして国内・国際の両面で活躍し、「ジャンボ機」として親しまれたボーイング747。退役後の747のなかには驚きの転身を遂げた機体が存在します。そのひとつが、747をまるごとホテルにした施設です。

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「ジャンボ・ステイ」の外観(画像:ジャンボ・ステイ)。

「ジャンボ・ステイ」と呼ばれるこのホテルは北欧・スウェーデンはストックホルムのアーランダ空港内にあります。機体は1976年に製造されたボーイング747-200で、シンガポール航空やパンアメリカン航空などを経て、スウェーデンにかつてあった航空会社、トランスジェットで運用されたものの、同社の倒産で運用が終了した機体とのことです。

 この747のなかには、33の客室があり、シングルルームやトリプルベッドルーム、4人が寝られるドミトリールームなどが設置されています。多くの部屋でトイレ・シャワーは共用ですが、コクピット部分はシャワー付きの専用バスルームなどを備えたスイート・ルームに。また、機体の脚を格納する区画やジェットエンジンの内部も、客室として使用されているとのことです。

 このホテルは2008年から約1年かけ改装作業が行われ、2009年に営業を開始しました。現在では、同空港のランドマークのひとつとなっているほか、ドミトリーであれば1人1泊450スウェーデン・クローナ(約6700円)で泊まれるなど、コストパフォーマンスの高さも強みだそうです。

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