日本じゃ作れないんだ! F-35飛ばすのに必須なオーダーメイドの逸品 しかも空自パイロットがお祝いナゼ?

一説によると1個4500万ほどだとか。

すでに1000人のF-35乗りがいる証明にも

 アメリカ空軍嘉手納基地が2024年6月7日、公式X(旧Twitter)で最新ステルス戦闘機F-35「ライトニングII」に関するひとつの節目を発表し、注目を集めています。
 
 それは5月後半に、航空自衛隊でF-35戦闘機のパイロットとして勤務するスギモト1等空尉が、自分専用のヘルメットなどをオーダーメイドするために、フロリダ州のエグリン空軍基地を訪れたというもの。彼は、この施設が受け入れた1000人目のパイロットなのだそうです。

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航空自衛隊のF-35A戦闘機(画像:航空自衛隊)。

 添付された画像を見ると、その節目を祝って彼には特製ケーキがふるまわれたようで、ケーキの表面には「1000th Pilot Fitting」の文字を確認することができます。

 F-35シリーズは、ヘルメットのバイザーに各種情報を投影する「ヘッドマウントディスプレイシステム(HMDS)」を採用しています。この専用ヘルメットは様々なシステムとリンクしているにもかかわらず従来のヘルメットよりも軽くできており、かつパイロットの頭部形状にあわせた完全オーダーメイドになっているため、F-35を採用した国々のパイロットは、わざわざアメリカにきてヘルメットを作ってもらう模様です。

 逆に言うと、すでにF-35のヘルメットを作成したパイロットが1000人いるということの証左でもあるので、F-35戦闘機シリーズが世界各国に急ピッチで普及している具体例と捉えることもできるでしょう。

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