「ながらスマホ」死亡・重傷事故が厳罰化以降で最多に! 警察庁も「絶対にやめて」と呼びかける

死亡事故が増加中。

厳罰化以前と比べても多い数字!

 警察庁の公式X(旧:Twitter)は2024年5月29日、令和5年(2023年)の「携帯電話等使用による交通事故発生状況」の資料を公開しました。

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運転席でスマホを使うイメージ(画像:写真AC)。

 警察庁によると、令和5年中のスマートフォン(スマホ)も含む携帯電話等使用による死亡・重傷事故件数は122件で、全死亡事故に占める携帯電話等使用事故の割合は1.24%となっており、いずれも令和3年以降増加傾向にあるそうです。

 2019年12月1日から、運転中にスマホや携帯電話での通話のほか、画面を見たり、操作したりするいわゆる「ながらスマホ」に対する罰則が厳しくなって以降、死亡・重傷事故数は減少していました。しかし、令和5年は厳罰化以前に最多だった2022年の死亡・重傷事故数であった88件を大幅に上回ることになり、厳罰化直前よりもやや多い数字となっています。

 警察庁は「自動車運転中の携帯電話使用等による重大事故増加!! 自動車運転中にスマホを操作することは大変危険です! 絶対にやめましょう」と公式Xで訴えています。

 なお、警察庁のホームページによると、携帯電話の使用により事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合(交通の危険)に関しては、「1年以下の懲役又は30万円以下の罰金と基礎点数6点が課される」とのことです。

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