静岡の大動脈“国道1号BP”ボトルネック解消へ! 新東名‐島田市街を結ぶ「新大井川橋」2024年度に4車線化

国道1号島田金谷バイパスの旗指IC~大代IC間が、2024年度に4車線化する予定です。

旗指IC~大代IC間が4車線化

 国道1号島田金谷バイパスの旗指(はっさし)IC~大代IC間が、2024年度に4車線化する予定です。大井川を渡る区間の渋滞緩和が見込まれます。

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国道1号島田金谷バイパスの新大井川橋。2023年12月下旬撮影(画像:国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所)。

 島田金谷バイパスは、静岡県の島田市野田(野田IC)と掛川市佐夜鹿を結ぶ延長10.4kmの道路です。全線が暫定2車線、信号なしで開通しています。東側(野田IC)は国道1号藤枝バイパス、西側は国道1号日坂バイパスにそれぞれ直結しています。

 2005年3月に静岡県内を東西に結ぶ国道1号の藤枝・掛川・磐田・浜名の4バイパスが無料化されて以降、島田金谷バイパスの交通量は増えており、大井川に架かる新大井川橋は、朝夕を中心に渋滞しているといいます。

 さらに2012年の新東名高速の開通以降、新大井川橋は島田市街と新東名の島田金谷ICを結ぶ主要ルートにもなり、さらにバイパス西側の菊川ICでは、静岡空港や御前崎港につながる地域高規格道路「金谷御前崎連絡道路」が2024年度に接続するため、今後ますます重要度が高まる見込みです。

 そのため、暫定2車線で開通していた島田金谷バイパスは2012年度から全線にわたって4車線化事業が進められており、まず、新大井川橋を含む旗指ICから大代ICまでの4.3kmが、2024年度に完成する見込みです。

 新大井川橋はすでに南側に新しい橋が架かっており、半分の1車線分が下り線として使われています。これにより対面通行はすでに解消しています。

 今後、旗指IC~大代IC間では舗装工事が、残りの前後区間では改良・橋梁・舗装工事などが進められます。

 浜松河川国道事務所によると、島田金谷バイパスの全線が4車線化した場合、野田IC~菊川IC間の所要時間は上下線ともに今より7分短い11~12分程度になる見込みです。

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