高速ジェット船で「かつてない航路」運航へ 「東京ー西伊豆」を最速で結ぶ! 東海汽船

なんと伊豆半島の先っぽスルー!

東京ー「伊豆松崎」直行!

 東海汽船が2024年6月、高速ジェット船の特別クルーズを行います。区間は東京・竹芝桟橋と、西伊豆「松崎新港」(静岡県松崎町)のあいだ。定期航路にない、初めての運航区間です。

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高速ジェット船「セブンアイランド結」(乗りものニュース編集部撮影)。

 同社は2023年9月30日と10月1日に、松崎―伊豆大島の間で特別クルーズを実施。その際、東京航路を就航してほしいという声が多かったそうです。そこで松崎発着の特別クルーズ第二弾として、東京航路を就航することになりました。詳細は以下の通り。

●実施日:2024年6月15日(土)※宿泊限定。
●時刻
・松崎発
【往路】6月15日(土)松崎新港 8時00分~10時40分 東京・竹芝桟橋
【復路】6月16日(日)東京・竹芝桟橋 11時00分~13時40分 松崎新港
・東京発
【往路】6月15日(土)東京・竹芝桟橋 13時00分~15時40分 松崎新港
【復路】6月16日(日)松崎新港 16時00分~18時40分 東京・竹芝桟橋
●料金:往復きっぷ 大人1万3800円、子ども8000円
●特典:小学生にはオリジナルグッズプレゼント

 松崎町によると、同町と東京都心が直接つながるのは史上初。相模湾を突っ切り、下田沖を経由して松崎に至る約210kmの航路を、高速ジェット船は2時間40分で結びます。これは、どの交通機関よりも速いそうです。

 松崎の地は古くから風待ちの港として栄えたものの、2003年に沼津とを結ぶ高速船「こばるとあろー」(伊豆箱根鉄道)の廃止を最後に定期航路が途絶えていたといいます。しかし港の利活用は模索され続け、近年はクルーズ船「飛鳥II」の誘致に成功したものの、コロナ禍で運航中止に。そのため松崎港は今回の就航に大きな期待を寄せています。

 予約開始は4月下旬頃から。定員は各港発200名だそうです。東海汽船のお客様センターで電話予約を受け付けます。

 東海汽船は今回の運航で「ダイバーや釣り客、観光客を誘致する事で、松崎町を始め近隣の地域経済の活性化にも繋げたいと考えています」としています。なお、4隻ある東海汽船のジェット船のうち、どれを使用するかは未定だそうです。

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