「サボテン失いました…」空港の保安検査で「持ち込めなかった」まさかのものとは? ルールも複雑!

旅客機に乗る際、安全のため機内に持ち込めるものには制約があります。そのルールに不適切なものは、空港の保安検査で破棄を余儀なくされるものも。どのようなものが破棄になった事例があるのでしょうか。

「さば缶」もダメだったケースも

 旅客機に乗る際、安全のため機内に持ち込めるものには制約があります。なかには、空港の保安検査で破棄を余儀なくされるものも。どのようなものが破棄になった事例があるのでしょうか。

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空港の保安検査場のイメージ(画像:写真AC)。

「乗りものニュース」では過去に保安検査で手荷物を放棄した経験に関するアンケートを実施。その物品について、次のような回答が寄せられています。

◯多数の人が放棄した物
・ライター
・水やジュースなどのペットボトル飲料
・モバイルバッテリー
・はさみ、カッターナイフ
・十徳ナイフ、アーミーナイフ、果物ナイフ
・歯磨き粉
・レンチ、スパナなどの工具

 ◯少数派
・メガネの曇り止めスプレー
・さば缶
・レトルトカレー
・飲泉可能な温泉水
・鶏の脚
・グリーンマンゴー
・開封済の瓶入りの焼酎
・ワイン

まさかの物品もNGを食らった事例も

 なかには「仕事で一時期住んでいた場所の成人式でもらった鉢植えのサボテンですが、転勤の際に飛行機に乗せられず放棄しました」「紐を引っ張ったら温まる駅弁を札幌から家まで持って帰ろうとしたら検査で引っ掛かり、発熱材を外した状態で返してもらいました」という経験をした人もいるそうです。

※ ※ ※

 なお、これらの持ち込みできない手荷物は国内線・国際線で基準が異なります。たとえば国内線ではペットボトル飲料は検査に通れば機内に持ち込めますが、国際線ではNG。また、ライターは通常、国内発は1つまで持ち込めるものの、ターボタイプのものはNGで没収となります。

 このほか、海外空港発便では、国によって持ち込み基準や検査を行うタイミングが異なります。たとえばシンガポールのチャンギ国際空港では、出国検査場の前ではなく、搭乗口の前で保安検査を行うというスタイルを採用。そのため、出国検査通過後のエリアでドリンクを買い、それを機内で飲むということができません。

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