快速「ラビット/アーバン」上野行き“全廃”に衝撃 「残ると思ってたが」 ダイヤ改正で数減らす宇都宮線・高崎線快速

JRダイヤ改正で、宇都宮線、高崎線の快速「ラビット」「アーバン」が削減。上り列車の上野行きについては全廃になります。改正ダイヤが明らかとなり、驚きの声が上がっています。

快速ラビットも上り全廃??

 2024年3月16日(土)に行われるJRグループのダイヤ改正で、宇都宮線と高崎線では、上野~宇都宮間の快速「ラビット」(宇都宮線)、上野~高崎間の快速「アーバン」(高崎線)が削減されます。それぞれ湘南新宿ラインの誕生以前から走っていた、両線沿線に住む人にとってはおなじみの快速列車ですが、近年は数を減らし、その去就が注目されていました。

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宇都宮線・高崎線を走るE233系(画像:写真AC)。

 2023年12月のダイヤ改正概要の発表を経て、2月に詳細な時刻表が明らかになると、快速ラビット、アーバンともに、上野行きの上り列車については全廃となっていることが判明。SNSでは驚きの声が上がっています。

「快速ラビットも上り全廃??」
「宇都宮18:38は残ると思ってたが」

 12月の発表を振り返ると、「始発駅時刻を基準に宇都宮線は上り19時台~20時台、下り21時台~22時台、高崎線は上り16時台~20時台、下り20時台~22時台の快速列車をそれぞれ各駅停車に見直します」とされていました。

 この時点で、夕夜時間帯における高崎発アーバンの上りについては全廃が明らかとなっていましたが、宇都宮発ラビットについては、平日18:38・土休日18:40発の1本が、各駅停車への見直し時間帯の対象外であったため、これも含めて全廃となったのを意外に思った人が少なくないようです。

 ただ、12月の発表では「各線区でお客さまのご利用状況にあわせて運転本数を見直します」との記載も。

 JR東日本大宮支社によると、12月から変更された点は特になく、この「運転本数の見直し」に、宇都宮発18時台のラビットが含まれていたといいます。つまり各駅停車への見直しではなく、純粋な減便です。

代替策もある

 この代替策として大宮支社は、平日運転の小金井18:51発の小田原行きを延長し、宇都宮始発にするといいます。ただし平日の18時台の本数は1本減となります。

 高崎線でも、平日の上野21:30発アーバン廃止の代替として、(平塚20:17始発)上野21:26発の籠原行きを高崎まで延長するなどしているということです。

 3月16日以降、上野発の快速ラビット・アーバンは次の通りとなります。

●快速ラビット
・上野18:19発(土休日18:29発)、宇都宮行き
・上野19:18発(土休日19:28発)、宇都宮行き

●快速アーバン
・上野18:42発(土休日18:22発)、高崎行き
・上野19:41発(土休日19:23発)、高崎行き

 このほか朝時間帯には、東海道線直通の上野東京ラインで、宇都宮線・高崎線内を快速ラビット・アーバンとして運転する列車が、それぞれ2往復あります。

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