JR山田線の直接ライバル!?「宮古盛岡横断道路」宮古市街で新たに着工へ 全通まであと2割

すでに盛岡~宮古の約8割が開通済みです。

盛岡~宮古の約8割が開通済み

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田鎖蟇目道路の計画ルート(画像:国土交通省)。

 国土交通省 三陸国道事務所は2023年11月2日(木)、盛岡と宮古をむすぶ高規格道路「宮古盛岡横断道路」の未開通区間のうち、宮古市街に近い「田鎖蟇目道路」工区を着工すると発表しました。

 宮古盛岡横断道路は東日本大震災の復興支援道路として、東北道から三陸沿岸へ「くしの歯型」に整備が進められている高規格道路のひとつ。宮古市周辺の安定的な緊急輸送を担い、観光振興を図ります。

 全線にわたってJRローカル線「山田線」に並行しており、同じく盛岡~宮古の輸送を担う「106特急バス」などのバス路線のスピードアップにも貢献しています。

 近年になって急速に事業が進み、2021年までに大半が開通。未開通区間のうち大部分を占める「箱石達曽部道路」(延長9.7km)「田鎖蟇目道路」(延長7.2km)の2工区が事業化済みとなっていました。そのうち、宮古市郊外の「田鎖蟇目道路」の工事がついに始まります。JR山田線では千徳・花原市・蟇目・茂市あたりに相当する区間です。

 事業化したのは2020年。そこから調査設計、用地取得などが進められてきました。工区西側を中心にトンネル区間が続き、クネクネとした国道106号現道を南側にショートカットしていきます。2016年には台風による増水で国道が大規模に崩落。約3年にわたって通行規制となるなど、谷筋の脆弱な地点であったルートが強化されます。

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