え…右折したら「赤信号の前に破線がある!」どうすれば? 「停止線っぽい破線」の意図

真ん中に高架橋が通っているような大きな交差点では、側道から右折してすぐの信号に従わなければならないケースがあります。ただ、右折後の高架下に停止線ではなく“破線”が引かれている場合、運転者はどうすべきなのでしょうか。

実は「停止線」じゃない!?

 大阪の弁天町駅前交差点などで、右折直後に、他地域では見られない路面標示に出くわすことがあります。ここは道路中央が阪神高速および国道43号の高架となっており、その側道から右折すると、反対側の側道の手前、高架下に”破線”が引かれているのです。運転者は右折後に進むか止まるか、どうすべきなのでしょうか。

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弁天町駅前交差点(国土地理院の航空写真を加工)。

 そもそも交差点で右折した際、直後に通り過ぎる赤信号は、一般的に停止する必要はありません。それは、交差点に「交わる道路側の信号」であるため、赤であっても安全を確認したうえで通行できることが一般的です。

 しかし場所によっては、これに当てはまらないケースもあります。たとえば、大きなバイパス道路の交差点。本線は高架橋で立体交差し、その下で側道が平面交差しているようなところです。

 東京の湾岸道路などは、中央の本線部が首都高、その左右の副本線が国道357号でいずれも立体交差しており、さらにその左右の側道が平面交差しているという交差点が見られます。ここで側道から右折した場合、いくつもの高架橋の下をくぐり、反対側の側道を横切ることになりますが、高架橋部分の幅が広いことから、反対側の側道手前の信号に従わなければなりません。

 こういった交差点で右折後の信号に従うべきか否か、その判断のポイントは「停止線の有無」にあるといえます。一方通行の側道を右折した直後に停止線がある場合、反対側の側道の交差部は、別の交差点として扱われます。なお、場所によっては立て看板で「右折後、信号に従え」などと書いてあることもあります。

 この停止線に見紛う破線が引かれているのが、冒頭の弁天町駅前交差点です。

 所管する警察署によると、これは停止線ではないため、右折直後の信号に従う必要はないそう。では何のための線かというと、「待機場所の目安」だといいます。その先の横断歩道で歩行者が渡っている場合などに、横断道路の手前で停止すると直進車の進行を阻害してしまうため、高架下で待機させるためのガイドの線というわけです。

 ただこの「停止線のような破線」、ほかの場所では、実線の停止線に引き直されたところもあるとのことです。

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