運転室を再現!? 駅の顔出し写真パネル 本物のスイッチ類も 大阪メトロに聞いた

喜連瓜破駅に設置された顔を出せる写真パネルは一見、どこにでもあるものに見えますが、内側には本物の運転台やスイッチなど機器類が備わっています。どういった目的で設置されたのでしょうか。大阪メトロに聞きました。

写真パネルは天王寺駅にも

 大阪メトロ谷町線の喜連瓜破(きれうりわり)駅(大阪市平野区)改札内に、2020年7月10日(金)から、駅係員の絵が描かれた写真パネルが置かれています。パネルは1m四方ほどの大きさで、顔の部分がくり抜かれているためそこから顔を出して写真撮影できます。しかしそれだけにとどまらず、内側には鉄道車両の運転台が付いています。

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谷町線で使われている30000系電車(画像:写真AC)。

 大阪メトロによると、運転台は本物とのこと。20000系(20系列)電車の廃部品を再利用したといい、加速とブレーキ二つのマスコンのほか、ヘッドライトやテールライトのスイッチ、ATC(自動列車制御装置)の電源など機器類が備わっています。これらは動作しませんが、パネルの内側はあたかも運転室のようです。

 ほかにも側面に、乗務員が電車のドアを開閉するときに扱う「車掌スイッチ」が付いています。さらに隣には、乗務員が指令所などと連絡を取る際に用いる「列車無線装置」が設置され、それぞれの機器の説明も添えられています。

 大阪メトロは運転台が付いた写真パネルについて「お子様連れのお客様が駅を利用されるとき、思い出に写真撮影ができ、笑顔がこぼれ親しみやすい駅づくりの一つにでもなればと思い設置しました」としています。パネルは当面のあいだ設置するそうです。

 なお本物の運転台はないものの、「車掌スイッチ」などを備えた写真パネルは、同じく谷町線の天王寺駅(大阪市天王寺区)にも設置されています。

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