【ネット民騒然】「ひぇぇぇ」「天井から手がいっぱい生えてる!!」 嵐電の「観音電車」が話題、ブッ飛び過ぎて来世見えそう

仁和寺観音堂をイメージした嵐電の「観音電車」

 世界遺産の仁和寺とコラボした嵐電の観音電車が、ネットで「ひぇぇぇぇ! 何だこれは!!!」と話題になっています。

【写真22枚】引いて見るともっと怖い(!)

 これは一体何でしょう。嵐電はどうしちゃったのでしょう。京福電気鉄道に話を聞きました。

 「嵐電沿線にある仁和寺さんの観音堂が、6年に及んだ修理期間を経て特別公開されています(春期は2019年7月15日まで)。このPRのために観音堂をイメージした電車を走らせることになりました。天井からぶら下がっているのは、観音堂のご本尊である千手観音菩薩像の手です」(京福電鉄広報の牧田さん)

 千手観音菩薩の手は、人々を救おうとする仏様の心を象徴しているそうです。それを理解してあらためて見ると、最初はちょっと怖かった手がありがたいものに思えてきます。

── 乗客の反応はいかがでしょうか。

 「びっくりされる方はいらっしゃいますね(笑)」

── (やっぱり……!)

 「この電車で千手観音菩薩に興味を持たれたら、ぜひ仁和寺にある実物の観音堂にもいらしてください!」

── はい!

●早速「観音電車」乗ってみた

 ということで、早速乗りに行ってきました!

 観音電車は、ホームに停まっているだけで存在感たっぷり。車体側面に大きく描かれた千手観音菩薩像のお姿がなんともありがたや。

 側面のデザインは左右で違います。反対側の側面には、千手観音菩薩像と千手観音菩薩の眷属である二十八部衆像が描かれています。こちらもありがたや。ヘッドマークも特別仕様になっています。千手観音菩薩像のお顔のアップと合掌した手のアップの2種類。どちらもありがたーい雰囲気がたっぷりです。

 乗車してズバンと目に飛び込んで来るのが、お待たせしました「千手観音菩薩の手」! こちらは「吊り広告」なのです。他の乗客の皆さんもやはりギョッとしていました。

●車内には、仁和寺観音堂の障壁画や二十八部衆像の吊り手も!

 さらに車内には、仁和寺観音堂の障壁画(の複製画)も飾られています。

 仁和寺観音堂は普段非公開。2019年は6年に及んだ観音堂の保存修理事業が完了したことから、春期は2019年7月15日まで特別公開(秋期は2019年9月7日~11月24日)しており、中でも観音障壁画は「初公開」なのだそう。実物の障壁画は撮影禁止です。幻といわれるこの障壁画を、複製とはいえ気軽に見て撮れてしまうのは恐らくこの車内だけでしょう。

 吊り手には二十八部衆像のお姿も。つかまっただけで御利益がありそうです。

 さらに空調の送風口にも、千手観音菩薩の描かれた散華が吊り下げられています。散華はお清めのときなどにまかれる花びらの形をした紙。本当に細かいところまで凝っており、「(そのまま仁和寺の)観音堂をイメージした電車」という言葉も納得のクオリティーです。

●仁和寺の最寄り駅、北野線「御室仁和寺駅」にも行ってみた

 仁和寺の最寄り駅は、京福北野線の御室仁和寺駅です。この駅が渋くてまたいいんですよ。

 御室仁和寺駅は、近畿の駅百選にも選ばれている古ーい駅舎の佇まいがいい。駅に掲げられている看板は何と読むのか戸惑う人もいるかもしれません。旧字体で右から左へ「御室(おむろ)驛(駅)」と書かれています。年代を感じる看板です。

 「これは実は、映画のセットだったんですよ」(京福電鉄の牧田さん)

 へぇぇ! そうだったのですね。かつて御室や北野線沿線には多くの映画の撮影所があり、これもその名残だそうです。

 そんな歴史がある御室仁和寺駅。この駅で見る観音電車は、映画のワンシーンのようです。

 この駅を出れば、真正面に仁和寺の二王門が見えます。真っすぐ行くだけなので迷いません。仁和寺へは観音電車でぜひ。いや……すごい電車でした……。

(鶴原早恵子)

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