関東 19日の雨を境に気温大幅ダウン 11月も高温傾向 寒暖差が大きい1か月

メイン画像

関東地方は、19日(土)の雨を境に20日(日)にかけて気温が大幅に下がりそう。ただ、ヒンヤリするのは一時的で、11月半ばにかけても気温は平年より高い傾向。寒暖を繰り返しながら、季節はゆっくり前進。

19日から20日 気温が急降下

画像A

関東地方は、今週末を中心に日ごとの気温差が大きくなるため、体調管理に注意が必要です。

今日17日(木)の関東地方は日差しが少ない南部でも気温が上がり、最高気温(午後4時まで)は東京都心で26.0℃、横浜で25.8℃と夏日の所が多くなりました。明日18日(金)は曇りや雨で、沿岸部ほど雨が降りやすいでしょう。日中の気温の上がり方は鈍いものの、最高気温は23℃から25℃くらいの所が多くなりそうです。

特に気温の変化が大きいのが19日(土)から20日(日)にかけてで、雨を境に気温が下がるでしょう。19日(土)の午後は前線が通過するため、雨が降りそうです。長い時間降る雨ではないものの、一時的に雨脚が強まるでしょう。前線が通過する前は南よりの風が吹いて気温が上昇。前線通過後は北よりの風が強まって、ヒンヤリした空気に入れ替わります。

東京都心の気温の変化をみると、19日(土)は昼頃まで晴れて、正午の気温は29℃くらいと夏のような蒸し暑さ。午後は気温が下がり続け、午後9時には22℃くらいの予想です。20日(日)は天気が回復しますが、最高気温は20℃と平年並みでしょう。朝晩も冷えて、21日(月)の最低気温は11℃と、11月上旬並みの予想です。前橋など10℃を下回る所もあり、暖房が必要になるでしょう。

22日(火)は穏やかに晴れて、日中は比較的過ごしやすい陽気になりそうです。その後、前線が通過する24日(木)は各地で雨が降るでしょう。前線通過後の寒気の流れ込みはなく、最高気温は22℃前後と平年並みの所が多くなりそうです。

11月も気温が高い 1か月予報

画像B

今日17日(木)に発表された1か月予報によると、関東甲信地方は向こう1か月、暖かい空気に覆われやすいため、平均気温は「平年より高い」予想です。特に23日(火)頃から31日(木)にかけては5日間の平均気温が平年よりかなり高くなるとして、高温に関する早期天候情報も発表されました。10月下旬にも関わらず、最高気温が25℃以上の夏日という所もあり、紅葉の見頃が例年より遅くなるなど、季節の進みはゆっくりでしょう。

降水量は「平年並みか多い」、日照時間は「平年並みか少ない」予想です。天気は秋らしく短い周期で変わり、晴れる日が多いでしょう。ただ、気圧の谷や湿った空気の影響で、来週後半は曇りや雨の日が続きそうです。

気温と服装の目安

画像C

気温が5℃変わると、服装1枚分に相当すると言われています。気温が20℃から25℃くらいだと、長袖シャツ1枚でちょうど良いくらい。20℃を下回ると、カーディガンや薄手のジャケットなど羽織るものが必要になってきます。10℃~15℃くらいだと、セーターやトレンチコートなどで調節すると良いでしょう。

雨や風向きによって体感温度が変わり、人によっても暑さや寒さの感じ方が異なります。朝晩と日中との気温差も大きくなる時期です。重ね着などでうまく調節してください。

ジャンルで探す