ダブル台風の動向注意 10月スタートは真夏日急増 夏の暑さぶり返す 北陸も30℃

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今週の天気ポイントは、「ダブル台風の動向」と「夏の暑さぶり返す」です。台風17号は関東の陸地に影響するのか?台風18号は強い勢力で沖縄に接近後、本州への影響は?10月スタートは真夏日地点が急増し北陸も30℃予想。真夏日いつまで?

ダブル台風 いつ・どこで・何に注意?

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29日(日)現在、日本の南には台風17号、18号と2つの台風が北上中です。
台風17号と18号、いつ・どこで・何に注意が必要か、現時点の予想でまとめました。

【台風17号 関東への影響は?】
台風17号は、小笠原近海を発達しながら北上、30日(月)にかけて父島など小笠原諸島に近づく見込みです。小笠原諸島では、今夜(29日)から台風周辺の雨雲がかかりはじめ、次第に雨や風が強まるでしょう。30日(月)にかけて、大雨や強風、高波に注意が必要です。

台風17号の予報円は比較的小さく(速度のブレが予報円に反映)、北緯30℃を超えると偏西風(上空の強い風)にのり、関東や東北の陸地からは離れて通る可能性が高いですが、10月1日(火)は暴風域を伴って近づくため、海上を中心に強風・高波に注意・警戒が必要です。

【台風18号 沖縄は荒天長引く その後は列島に影響か】
フィリピン付近の台風18号は、今日29日正午「強い」台風となりました。今後は海面水温30℃と高いエリアを北上するため更に発達、10月2日(水)~3日(木)頃にかけて、暴風域を伴い、「強い」勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。台風18号は動きが遅いため、沖縄では影響が長引く可能性があるため早めの備えをお願いします。また、10月3日(木)以降は、まだブレが大きいですが、進路によっては九州でも大荒れとなり、その後は偏西風にのって日本海に向かう可能性があります。日本海に進む場合は、全国的に南風がビュービュー吹き、真夏日続出となるため、気温差にも注意が必要です。

10月スタートは真夏日急増 北陸も30℃

ここ1週間は、全国的に暑さは収まり、朝晩を中心にグッと季節が進みましたが、今週は再び、夏の暑さがぶり返す見込みです。10月スタートは、最高気温が金沢で30℃と北陸でも真夏日となり、札幌でも25℃と夏日の予想です。能登豪雨の復旧作業はこまめに水分補給や休憩をとり、熱中症に注意して下さい。

その後、週末にかけて近畿など西日本では真夏日の所が多く、次の週末は金沢など北陸や関東など東日本でも30℃前後まで上がる見込みです。朝晩と日中の気温差が大きくなるため、服装でうまく調節し体調を崩さないようお気をつけ下さい。

10月7日~12日 曇りや雨の日が多い 気温差大

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10月7日(月)~12日(土)も、低気圧や秋雨前線の影響を受けやすいでしょう。特に、7日(月)~8日(火)は本州の広い範囲で雨となり、雨量が増えるおそれがあります。雨の割には気温が高く、西日本・東日本では、最高気温30℃前後まで上がり、湿度も高くかなり蒸し暑くなりそうです。

期間の中頃からこの時期らしい気温になる所が多い見込みです。那覇は10月中頃にかけて、真夏日が続くため、熱中症にご注意下さい。

ちなみに、最高気温30℃以上の真夏日の最も遅い記録は、
東京都心 10月12日
名古屋  10月17日
大阪   10月20日
福岡   10月14日
となっています。

1か月予報では、この先10月下旬にかけて平均気温は全国的に平年より高い予想です。まだ半袖はとっておき、重ね着などで上手く調節しましょう。

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