台風16号「シマロン」発生 日本の南を北上か 動向に注意

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今日25日正午、日本の南で、台風16号「シマロン」が発生しました。ゆっくりと西寄りへ進み、次第に進路を北寄りへ変える見込みです。今後の動向に注意が必要です。

台風16号「シマロン」発生 9月に6個目の台風

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今日25日正午、日本の南で台風16号「シマロン」が発生しました。今月に入って6個目の台風となり、9月の台風発生数の平年値(5.0個)を上回りました。
台風16号の中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。台風16号は今後、日本の南をゆっくりと西寄りに進む見通しです。

さらに明日26日は、次第に進路を北寄りに変えるでしょう。27日には熱帯低気圧に変わるため、台風として発達することはなさそうですが、日本のすぐ南に位置することから、日本付近にも影響を与える可能性があります。今後の台風の動向に注意が必要です。

台風の名前

「シマロン」は、フィリピンが用意した名前で「野生の牛」に由来しています。
台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。

準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。

日本近海の海面水温は平年より高い 台風シーズンはまだ続く

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台風の統計をみると、9月は台風の発生数は5.0個で8月に次ぐ多さになっていて、接近数は8月と並び平年3.3個、上陸数は年間で最も多い1.0個となっています。

日本近海の海面水温は平年に比べて高く、陸地のすぐそばまで台風が発生、発達しやすい状況となっています。
台風シーズンは9月だけでなく、10月も前半を中心に続きます。台風が発生している際には、どういった影響があるのか情報をこまめにご確認ください。

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