25日　広範囲で急な雷雨　午後は滝のような雨も　短時間でも道路が冠水するおそれ

今日25日(日)も、西日本や東日本を中心に大気の状態が不安定。局地的に雨雲が発達し、東海や関東などで滝のような非常に激しい雨が降る所も。短い時間の雨でも、道路が冠水するおそれ。空模様の変化にご注意を。

局地的に大雨　台風への備えを

今日25日(日)も日本付近には、雨雲のもととなる暖かく湿った空気が流れ込んでいます。沖縄や九州から東北にかけては、雨雲が発達しやすい状態が続き、局地的な大雨に注意、警戒が必要です。

沖縄は先島諸島を中心に雨脚が強まり、九州から東北も局地的に雨雲が湧くでしょう。晴れ間があっても急にザッと雨が降り、午後は東海や関東を中心に非常に激しい雨の降る所がありそうです。滝のような雨で、アッという間に道路が冠水するほどの雨の降り方です。同じような場所で発達した雨雲がかかり続けた場合は　警報級の大雨になるおそれがあります。また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、崖などには近づかないようにしてください。

北海道は、雲が多めながらも日差しが届くでしょう。ただ、道南を中心に所々で雨が降りそうです。

週明けに影響が出そうなのが、台風10号です。今日25日(日)午前6時現在、強い台風10号は日本の南を1時間におよそ30キロの速さで北西に進んでいます。今後も発達しながら日本の南を北上し、28日(水)頃には西日本や東日本に上陸し、縦断するおそれがあります。早めの備えや予定の見直しをしてください。

厳しい残暑が続く

今日25日(日)の最高気温です。

沖縄や九州から関東は、33℃前後の所が多いでしょう。昨日24日(土)より低い所が多いですが、それでも鹿児島で35℃、熊本で36℃と、猛暑日になる所がありそうです。沖縄や九州から関東の16県で熱中症警戒アラートが発表されています。暑さを避けることが必要ですが、外出の予定がある方はこまめに水分や休憩をとるなど、熱中症対策を心がけましょう。

北陸と東北は30℃前後と、平年並みに落ち着く所が多い見込みです。ただ、湿度が高く、蒸し暑さは続くでしょう。北海道は、札幌で28℃と真夏並みの予想。一方、釧路は23℃、帯広は24℃と暑さが和らぎそうです。

ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。