台風10号 四国地方には27日ごろ強い勢力で接近・上陸のおそれも 早めの対策を

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現在マリアナ諸島付近を進む台風10号は今後、日本の南の海上を発達しながら北上を続け、27日(火)ごろには四国地方に接近し、上陸するおそれもあります。大雨や暴風などに備えて、今のうちから早めの対策が必要です。

台風の現在の位置と今後の進路

台風10号は9時現在、中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、マリアナ諸島付近を時速10キロのゆっくりとした速さで北上しています。今後は日本の南の海上を発達しながら北上する見込みです。
予報円の中心を進むと、27日(火)には四国に最も接近する見込みです。また予報円の中心よりも左側を進んだ場合は上陸するおそれもあります。
なお、予報円は広く、進路に幅がありますので、今後も最新の情報を確認するようにしてください。

台風は発達しながら進み、強い勢力を維持したまま接近へ

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これから台風が進むと予想される日本の南の海上の海面水温は、30℃前後と高くなっています。台風のエネルギーとなる水蒸気が豊富で、台風は今後も発達を続けて、強い勢力を維持したまま四国地方に近づき、影響が大きくなるおそれがあります。

台風接近前から局地的な大雨に注意

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四国地方ではここ数日、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気が流れ込んで、午後を中心に大気の状態が不安定となり、局地的に雨や激しい雷雨となっています。あす以降は、台風の北上に伴ってさらに湿った空気が流れ込みやすくなり、雨が降りやすくなりそうです。

台風が予報円の中心を進んだ場合、四国地方では27日をピークに雨や風が強まり、大荒れの天気となるでしょう。

台風接近前から雨の降り方に注意し、早めに台風への備えをしておいてください。

台風に備えて

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台風の接近に備えて、ポイントをおさえながら早めに対策をしておきましょう。
雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておくことが大事です。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

また屋外の飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。

暴風に備えて雨戸が閉まるか確認し、窓や雨戸の補強が必要な場合は、ガムテープやベニヤ板も今のうちから準備をしておくとよいでしょう。

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