東京都心に活発な雨雲 午前中から滝のような雨や雷雨注意 昨夜に続き道路冠水の恐れ
今日22日も関東は大気の状態が非常に不安定。東京都内では午前10時45分現在、雷鳴が鳴り響き、発雷も観測しています。午後も局地的な大雨や雷雨に十分な注意が必要です。
東京都内は午前中から雷雨
昨夜は東京都港区付近で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。帰宅時間帯の大雨で、道路の冠水が相次ぎ、交通にも影響が出ました。
今日22日も大気の状態が非常に不安定です。東京都内では午前中から活発な雨雲がかかり、発雷を観測している所もあります。世田谷区でも雷鳴が鳴り響き、雨が強まっています。東京都心では午前11時10分までに1時間に12.5ミリのやや強い雨を観測しました。
今日22日も局地的に滝のような雨 道路冠水などの恐れ
今日22日も関東は午前中から所々で雨雲が発達し、夜遅くにかけて局地的に非常に激しい雨が降る恐れがあります。風が弱いため、雨雲が同じような場所にとどまり、昨夜のように道路が一気に冠水するような大雨になる所もありそうです。
雨雲レーダーをこまめに確認して、活発な雨雲が周辺に見られる際は、外出や移動を控えるなど、対策を行ってください。
また、アンダーパスを車で通るのは大変危険ですので、なるべく別のルートを選ぶようにしてください。
東京の雷日数 最多記録に迫る
天気図を見ると、日本を取り囲むように、多数の熱帯低気圧や低気圧が見られます。暖かく湿った空気の流入が続き、風の収束や気温の上昇によって積乱雲が急発達しやすい状況が続き、ここ数日、変わりやすい天気となっています。
なお、東京の今年の夏(6月~8月)の雷日数はこれまで14回となっています。(6月1日~8月21日まで)
6月は2回、7月は7回、8月は5回観測し、8月の雷日数は平年値(3.2回)を上回りました。東京で夏の雷日数が合計10回以上になったのは、2020年(計10回)以来4年ぶりで、2008年(計16回)の最多記録に迫ります。
今日22日午前3時、南海上には台風10号が発生しました。今後、発達しながら北上し、週明けには西日本から東日本に近づく恐れがあります。大気の不安定な状態はしばらく解消されず、台風接近前から局地的大雨や雷雨に十分な注意が必要です。
※気象庁での「雷日数」の算出は以下の通りです。
雷日数は、雷電(強度に関係しない)または雷鳴(強度1以上に限る)のいずれかを観測した日数。ただし、電光及び雷鳴(強度0)は含めない。
08/22 10:51
tenki.jp