関東でゲリラ雷雨 帰宅ラッシュを直撃 東京23区でも道路の冠水・落雷・停電に注意

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お盆休み明けの今日19日(月)、関東地方は湿った空気や日中の気温の上昇、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定。帰宅時間帯は北部や西部で発生した雨雲や雷雲が東京23区にも流れ込んできました。道路の冠水や落雷による停電などに注意が必要です。

関東でゲリラ雷雨 帰宅ラッシュを直撃

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お盆休み明けの今日19日、関東地方は所々で最高気温35℃以上の猛暑日に。午後は気温上昇や湿った空気、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、北部や西部の山沿いで雨雲や雷雲が発達。

帰宅時間帯は東京23区など都市部にも、雨雲や雷雲が流れ込んでいます。

1時間雨量は、足利(栃木)54.5ミリ(~19:08)、佐野(栃木)51.0ミリ(19:21)、八王子(東京)51.0ミリ(~19:30)など、所々で滝のような非常に激しい雨が降り、落雷も多数観測。練馬(東京)でも33.0ミリ(速報値)と、バケツをひっくり返したような雨が降っています。

19時30分までに、栃木県、群馬県、埼玉県では停電が発生している所があります。

明日20日明け方にかけて、大気の不安定な状態が続きます。局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨や落雷、竜巻などの突風に警戒が必要です。

明日20日の日中はいったん日が差す所もありますが、気温が上がる午後は再び大気の状態が不安定となります。天気の急変に注意が必要です。

街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。

停電への備え

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落雷や突風により、停電が発生する可能性があります。

停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。

停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。

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