北陸 台風5号は日本海で動き遅く 16日以降も新たな台風の影響受けるおそれ

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台風5号は12日(月)15時時点で東北地方を進んでいます。13日(火)朝までには秋田沖で熱帯低気圧に変わりますが、その後、動きが遅くなりそうです。北陸地方には熱帯低気圧周辺の湿った空気が流れ込み、山間部を中心に急な激しい雨や雷雨のおそれがあります。また、日本の南海上には熱帯低気圧があって、13日(火)朝までに台風7号となる予想です。新たに発生する台風は、発達しながら日本の南海上を北上し、16日(金)以降、北陸地方にも影響してきそうです。最新の気象情報と交通情報を確認するようにして下さい。

台風5号は熱帯低気圧へ変わるも動き遅く 北陸地方は間接的影響が続く

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台風5号は、東北地方を北西へ進んでおり、今夜には秋田沖へ進むでしょう。その後、13日(火)朝には熱帯低気圧に変わる見込みです。

新潟県の下越では、13日明け方にかけて雷を伴って強い雨の降る所があるでしょう。警報級の大雨となるおそれはなくなりましたが、急な強い雨や落雷・突風に注意してください。

台風5号は熱帯低気圧に変わるものの、その後、秋田沖で動きが遅くなりそうです。北陸地方への直接の影響はないですが、熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気の影響を受けそうです。

13日・14日(水)とも、富山以西でも、午後は山間部を中心に雷雲が発達しやすくなるでしょう。局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨の降るおそれがあります。登山シーズンではありますが、川や沢の急激な増水や落雷・突風などに注意して下さい。また、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

台風6号は北陸への直接的な影響なし

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日本の東海上の台風6号は、このあとあまり発達することなく、北西へ進むでしょう。13日(火)午後には熱帯低気圧に変わり、その後は三陸沖を北上する見込みです。

台風6号そのものの北陸地方への影響はないでしょう。ただ、日本海で動きが遅くなる台風5号変わりの熱帯低気圧の動きに影響を与え、さらに、日本の南海上から北上してくる新たに発生する台風のコースにも影響を与える可能性があります。

新たに発生する台風 16日以降北陸地方へ影響か

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日本の南海上には熱帯低気圧があって、13日(火)までに台風に発達する見込みです。台風になれば台風7号となります。

新たに発生する台風は、日本の南の海上を発達しながら北上し、16日(金)には暴風域を伴いながら東日本にかなり接近または上陸するおそれがあります。
予報円が大きいため、コースにブレ幅が大きい状態ではありますが、北陸地方へも16日(金)以降に影響がありそうです。交通機関への影響が考えられますので、最新の天気予報や交通情報に十分に注意して下さい。

予報円の中心の西寄りのコースを北上した場合は北陸でも雨や風が強まるおそれ

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図は、日本の予測モデル(GSM)の17日(土)午前2時の降水量や風の予想を示したものです。予報円の中心よりやや西側を北上する予想で、東日本付近に上陸し、北陸地方にもかなり接近する予想となっています。この場合、北陸地方では北寄りの風が強まり、沿岸部では波が高くなるでしょう。山間部を中心に大雨となるおそれもあります。

海外モデルでは現段階では予報円の中心に近いコースをとるものが多くなっていますが、この場合でも新潟を中心に北寄りの風が強まるおそれがあります。

いずれにしても、まだ日数があり、予報に不確実性があります。最新の台風情報や気象情報、交通情報に十分に注意し、予定変更を含め、柔軟な行動計画を立てるようにして下さい。

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