午後は天気急変 ゲリラ雷雨や突風に注意 40℃に迫る危険な暑さ 熱中症に厳重警戒

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8月最初の日曜日、今日4日も沖縄や九州~東北は晴れて、気温がハイペースで上昇中。九州などで40℃に迫る所も。気温上昇や湿った空気の影響で午後は大気の状態が非常に不安定。晴れている所も天気急変のおそれ。山沿いだけでなく、市街地でも激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。

気温ハイペースで上昇 40℃に迫る危険な暑さ続く

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昨日3日は暑さの常連、高知県四万十市の江川崎で39.8℃、最高気温35℃以上の猛暑日は292地点と今年最多を記録しました。

昨日3日は夕立がほとんどなかったため、夜も気温が下がらず、福岡では午前9時までの最低気温が29.7℃と、朝のスタートラインから気温が高くなっています。

日中は強い日差しとともに気温がハイペースで上昇中。最高気温は福岡県久留米市で39℃など、今日4日も40℃に迫る危険な暑さが続き、猛暑日地点は4日連続で200地点を超える予想です。沖縄~東北南部にかけて37都府県で「熱中症警戒アラート」が発表されています。東京都心も4日ぶりに猛暑日になる見込みです。大雨被害にあった山形県でも山形市などで今年初の猛暑日になる予想です。復旧作業は熱中症に厳重に警戒して下さい。

【予想最高気温】
39℃ 久留米
38℃ 岐阜・佐賀・熊本・日田(大分県)
37℃ 甲府・名古屋・大阪・京都・高松など
36℃ 前橋・岡山・福岡など
35℃ 東京都心・山形・福島・富山など

激しい運動は原則中止。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、暑さを感じにくい高齢者や小さなお子さんにはこまめに声かけするなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。

また、夜も気温の下がり方が鈍く、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。日中だけでなく、夜の熱中症にも注意が必要です。エアコンは朝までつけっぱなしにする、寝る前やトイレにいった際は必ず水を飲む、枕元に水を置いておくなど、対策をとりましょう。

4日午後 市街地でもゲリラ雷雨のおそれ 道路の冠水などに注意

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今日4日午後は、気温上昇や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となります。発雷確率(雷が発生する確率)は、西日本~東日本の広い範囲で高く、内陸では80%と高くなっています。

今日4日は、山沿いや内陸だけでなく、市街地にも雨雲や雷雲が流れ込むおそれがあります。

関東でも1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる可能性があります。4日午前11時現在、沖縄や九州~北海道にかけて、広い範囲に「雷注意報」が発表されています。

【天気急変のサイン】
・急にモクモクと黒い雲が見える
・ゴロゴロと雷鳴が聞こえる
・急に冷たい風が吹く

このような前兆を感じたら、すぐに頑丈な建物など安全な所へ避難してください。

山・海・川 天気急変に注意

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暑いと水辺が恋しくなりますが、水の事故が増えています。「山の雷、川の増水」といわれるように、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水することがあるため注意が必要です。

山では雷雨の危険があるため、事前に気象情報を確認のうえ、山に入るか慎重に判断をして下さい。
万が一に備えて、避難できる山小屋の位置なども事前に把握しておきましょう。

海でも落雷は感電の恐れが高く、非常に危険です。
少しでも雷の音がしたら、すぐに海から上がって車や頑丈な建物に避難しましょう。

川では、晴れていても上流部の大雨で水位が急に高くなることがあります。
中州には入らず、テントを張る際は川から十分に距離をとりましょう。
最新の雨雲レーダーを確認して、上流部も含めた実況や今後の予想を確認しましょう。

ゲリラ雷雨 街中の危険箇所

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。

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