中国地方暑かった7月 熱中症搬送者数増 8月お盆もかなりの高温 熱中症に警戒を

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7月の中国地方は瀬戸内側を中心に35℃以上の猛暑日が昨年よりも増加し、日最低気温25℃以上の日が増えるなど、体にこたえる暑さとなりました。熱中症搬送者数は昨年よりも多くなっています。この先1か月は晴れる日が多く、お盆にかけてはかなりの高温が予想されているため、熱中症に厳重な警戒が必要です。

7月 気温は平年より高く 体にこたえる暑さ

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このグラフは、昨年と今年の7月における山口市、広島市、岡山市、松江市、鳥取市の最高気温35℃以上の猛暑日日数と、日最低気温25℃以下の日数を示したものです。

瀬戸内側ほど猛暑日が昨年より多く、日最低気温が25℃以上だった日は、各地点で昨年を上回りました。
中国地方の熱中症搬送者数は昨年の同時期と比べると、271人増えています。

お盆にかけてかなりの高温 体温並み体温超えの暑さ 熱帯夜続く

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今日1日(木)、広島地方気象台は1か月予報を発表しました。
この先1か月の気温は高く、特に期間の前半は気温がかなり高くなる見込みです。また、高気圧に覆われやすいため、降水量は平年並か少なく、日照時間は多いでしょう。
特にお盆にかけて、熱中症の危険性が極めて高い暑さが続く見込みです。
日中の強い日差しが照り付ける暑い時間帯の外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しくして、過ごしてください。
喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をする必要があります。汗をたくさんかいたときは、塩分も補給してください。
高齢の方や小さな子供は暑さを感じにくくなるため、周りの大人が気にかけて、水分を定期的に補給してください。
また、就寝前にはコップ一杯の水を飲んで、部屋の風通しを良くするなどして、寝やすい環境にしてください。
十分な睡眠とバランスの良い食事で体調を整えておくことが、大切です。

熱中症警戒アラート発表時の予防行動

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熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

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