1か月予報 北日本や北陸で大雨警戒 8月も猛暑おさまらず お盆も万全な暑さ対策を
今日25日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。今日25日は山形県に「大雨特別警報」が発表され、最大級の警戒が必要な状況です。北日本はこの先1か月も雨量が多く大雨に警戒。また、全国的に気温が平年より高く、8月も猛暑がおさまらないでしょう。お盆も万全な熱中症対策を。
お盆休み明けも猛暑続く
今日25日(木)、気象庁はこの先の1か月予報(7月27日~8月26日)を発表しました。
全国的に気温が平年よりも高い状態が続く見込みです。
お盆休みが終わる頃も厳しい暑さとなる見込みです。毎年、盆明けの頃は熱中症にかかる人の数が急増します。
自分は大丈夫と思わずに、万全な暑さ対策を心がけましょう。暑さに弱いお年寄りや小さなお子さんにはこまめに声をかけて、水分補給を促す必要があります。日中はもちろんですが、夜間も気温が下がりにくく、昼夜問わず熱中症対策を心がけてください。
10年に1度の著しい高温も
さらに気象庁は今日25日、沖縄、九州から東北にかけてと北海道の太平洋側の広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されます。
すでにこの先1週間、九州から関東を中心に猛暑日が続く予想ですが、さらに2週間先も「10年に一度レベルの高温」となる可能性があります。東北や北海道も危険な暑さが続くでしょう。
翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。
山形県に「大雨特別警報」 この先も前線停滞 新たな災害に厳重警戒
今日25日午後1時過ぎ、山形県酒田市と遊佐町に「大雨特別警報」が発表されました。これまでに経験したことのないような大雨となっている所があり、すでに土砂災害や浸水害など被害が相次いで発生しており、警戒レベルで5に相当する最も危険な状況です。
いったん雨が弱まったとしても、今夜から再び活発な雨雲がかかりやすくなり、東北地方では明日26日朝にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。
新たな災害に厳重な警戒が必要です。命を守る最善の行動をとってください。
この先の1か月予報でも、北日本や北陸を中心に低気圧や前線、湿った空気の影響を受けて、雨量が多くなるでしょう。大雨や避難の情報に耳を傾けて安全第一で行動をとってください。
いつ避難する? タイミングは?
土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。
07/25 16:12
tenki.jp