九州から関東 週末も危険な暑さ 7日は静岡や前橋で38℃予想 熱帯夜も続く
目先の暑さのピークは7日(日)頃にかけてとなりそう。九州から関東では猛烈な暑さが続き、7日(日)の予想最高気温は、静岡や前橋で38℃と体温超え。熱帯夜も続くため、昼夜を問わず熱中症対策を。
今日5日 今年最多の猛暑日地点に
今日5日(木)も、沖縄や九州から関東、北陸では朝から速いペースで気温が上がっています。午前9時までの最高気温は、全国のアメダスで一番高かったのが、石川県小松市で33.8℃でした。朝のうちに、300地点近くで30℃以上の真夏日を観測しています。
日中はさらに気温が上がり、最高気温は名古屋と富山で37℃、前橋・宮崎で36℃の予想です。最高気温35℃以上の猛暑日地点は、全国のアメダスで100地点を超えて、今年最多となるでしょう。
熱中症警戒アラートが、沖縄や九州から関東、北陸の21都府県に発表されています。
週明けまで猛暑が続く所も
上空には暖かい空気の流れ込みが続き、週末も九州から関東は、梅雨明けしたかのような厳しい暑さが続くでしょう。6日(土)は二十四節気の「小暑(しょうしょ)」で、本格的な暑さが始まるころ。7日(日)頃にかけてが、目先の暑さのピークになりそうです。
7日(日)は、関東周辺の上空1500メートル付近で24℃以上の暖かい空気が流れ込む予想。晴れれば地上の気温は40℃近くまで上がるほどの暖気です。7日(日)の最高気温は静岡や前橋で38℃と、体温を超える危険な暑さになるでしょう。
8日(月)以降は梅雨前線が南下して、九州から関東も曇りや雨の日が増えそうです。10日(水)頃には極端な暑さは収まるでしょう。ただ、夜間の気温が25℃を下回らない熱帯夜が続く所が多くなりそうです。喉が渇く前に水分をとり、寝る時もエアコンを使うなど、できる限りの対策をしてください。
熱中症の応急処置
熱中症はできるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
07/05 09:38
tenki.jp