箱根で1時間に50ミリ以上の滝のような雨 強雨エリアは関東へ 帰宅時間帯を直撃

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今日28日(金)は、活発な梅雨前線の影響で、西日本~東日本の広い範囲で雨。特に、東海地方に活発な雨雲がかかり続け、昼前に線状降水帯が発生、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測。強雨エリアは徐々に東へ移動し、神奈川県箱根町で滝のような雨。強雨エリアは帰宅時間帯に関東を直撃、交通機関が乱れる可能性があるため警戒が必要です。

静岡県で線状降水帯発生 1時間に80ミリ以上の猛烈な雨

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今日28日(金)は梅雨前線の活動が活発となり、西日本~東日本の広い範囲で雨が降っています。特に、静岡県で活発な雨雲がかかり続け、昼前には静岡県西部と中部に線状降水帯が発生 (静岡県西部10時47分発表、静岡県中部11時17分発表)。

1時間雨量は、静岡県藤枝市高根山で86.5ミリ(11時20分まで)と猛烈な雨、静岡県森町三倉でも72ミリ(11時02分まで)と滝のような雨が降り、ともに6月1位の値を更新しました。猛烈な雨は今年本州で初めてとなります。

静岡県磐田市は市内を流れる敷地川で水位が上昇し氾濫のおそれが高まったため、午前11時10分、「緊急安全確保」を出しました。警戒レベルが最も高いレベル5で、近くの建物や自宅の2階以上、斜面から離れた場所など周囲の状況を確認し、少しでも安全な場所で命が助かる可能性の高い行動を取るよう呼びかけています。

また、東海道新幹線などにも影響が出ています。

強雨エリアは関東へ 帰宅時間帯を直撃

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静岡県に猛烈な雨をもたらした活発な雨雲は、ゆっくり東へ移動し、神奈川など関東で雨が強まってきました。

1時間雨量は、神奈川県箱根町では53.5ミリ(12時39分まで)と、滝のような雨を観測。小田原市で37.5ミリ(12時59分まで)、横浜市でも30.0ミリ(13時23分まで)と激しい雨となっています。このあと、帰宅時間帯にかけて関東の大雨ピークとなりそうです。沿岸部を中心に風も強まり、横殴りの雨となる所もありそうです。短時間で災害のリスクが急激に高まる恐れがあります。土砂災害や川の増水・氾濫。アンダーパスなど低い土地の浸水に警戒が必要です。

雨が止むのは、関東北部は夜遅く、南部は千葉や神奈川など沿岸部を中心に明日29日明け方となりそうです。

東海では、明日29日明け方にかけて大雨に警戒が必要です。

【29日朝までに予想される24時間予想雨量(多いところ)】
東海地方、近畿地方   200ミリ
九州南部        180ミリ
四国地方、九州北部地方 150ミリ
北陸地方        100ミリ

滝のような非常に激しい雨とは?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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