週明けは日本海側中心に警報級の大雨か 不快な暑さ 梅雨明けどうなる 2週間天気
6月30日(日)から7月3日(水)頃にかけては活動が活発な梅雨前線の影響で、西日本から北日本の日本海側を中心に警報級の大雨となる恐れがあります。一方、太平洋側では3日(水)頃は一時的に晴れ間がでて、うだるような暑さになるでしょう。
週明けは日本海側中心に警報級の大雨か
今日26日(金)は静岡県で線状降水帯が発生し、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。明日29日明け方にかけて九州から関東甲信では雷を伴った非常に激しい雨(1時間50ミリ以上80ミリ未満)や激しい雨(1時間30ミリ以上50ミリ未満)が降り、さらに雨量が増えるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
30日(日)から7月3日(水)頃にかけて梅雨前線は日本海から北日本付近に延びるでしょう。今度は、九州から東北の日本海側を中心に活発な雨雲が次々とかかり、警報級の大雨となる恐れがあります。長い期間、雨が続いて総雨量が平年の7月ひと月の雨量に匹敵するほどの大雨が予想されている地域もあります。大雨災害に警戒が必要です。
一方、太平洋側では3日(水)頃は太平洋高気圧に覆われて、晴れ間の出る所が多く、うだるような暑さになるでしょう。熱中症に警戒が必要です。4日(木)以降は太平洋側も梅雨空が戻りそうです。
梅雨空が続く 不快な蒸し暑さ
7月6日(土)以降も梅雨前線や湿った空気の影響で、九州から東北は雨の降る日が多いでしょう。7日(日)頃は日本海側を中心に再び雨脚の強まる可能性もあります。梅雨の末期は毎年のように大雨による災害が発生していますので、最新の気象情報にご注意ください。梅雨のない北海道も雲が広がりやすく、たびたび雨が降るでしょう。
関東以西では真夏日(最高気温30℃以上)の日が多いでしょう。湿度が高く、不快な蒸し暑さとなりそうです。湿度が高いと、体に熱がこもりやすくなります。熱中症にも注意が必要です。
気になる梅雨明けは?
梅雨の最盛期となっていますが、今年の梅雨明けはどうなるでしょうか?
日本気象協会が発表した2024年第1回「梅雨明け予想」によりますと、九州南部から東北北部の梅雨明けは7月中旬から下旬にかけてとなる見込みです。
7月上旬は、梅雨前線が日本海から東北付近に北上し、太平洋高気圧が一時的に西日本に張り出す予想ですが、7月上旬後半~7月中旬は、梅雨前線は日本海沿岸や西・東日本に位置する予想です。7月中旬後半~7月下旬前半ごろに太平洋高気圧が東海上から徐々に張り出す見込みです。このため、九州南部から東北北部の梅雨明けするタイミングは、7月中旬後半~7月下旬前半とみられ、各地で平年並みの予想です。
06/28 12:08
tenki.jp