1か月予報 来週は夏のような暑さも 梅雨明けはいつ?

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気象庁は今日27日、最新の1か月予報を発表しました。7月上旬ごろにかけて太平洋高気圧が勢力を強め、太平洋側の地域では、まるで梅雨明けしたような夏の暑さとなる所もありそうです。昼間だけでなく夜も熱中症に注意してください。

梅雨明けしたような暑さの所も

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気象庁は今日(27日)最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、この先、日本付近は太平洋高気圧の張り出しが強く、特に西日本の太平洋側や沖縄・奄美は高気圧に覆われやすい時期がある見込みです。そのため、梅雨前線は日本海から北日本付近で活動が活発になり、北日本から西日本かけての日本海側で降水量が「平年並みか多い」予想です。一方、西日本の太平洋側では日照時間が「平年並みか多い」予想です。
また、日本付近の上空の気温は、全国的に平年より高く、暖かい空気に覆われやすい見込みです。この先、1か月の平均気温は、全国的に「平年より高い」予想です。

そのため、7月上旬ごろにかけては、西日本から東日本の太平洋側の地域では晴れ間の出ることもあり、まるで梅雨明けしたかのような天気、暑さとなる日もありそうです。

2024年梅雨明け予想

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太平洋高気圧がその先も勢力を強めれば、太平洋側の地域での梅雨明けとなりそうですが、7月上旬後半~7月中旬は太平洋高気圧は南に後退する見込みです。それに伴って、梅雨前線は日本海沿岸や西日本・東日本に停滞するため、一気に梅雨明けとはならないでしょう。

太平洋高気圧は、その後、7月中旬後半~7月下旬前半ごろに東海上から徐々に張り出す予想で、このタイミングで九州南部から東北北部の梅雨明けとなりそうです。
日本気象協会が今日(27日)発表した梅雨明け予想では、九州南部から関東甲信にかけては「7月中旬」、北陸と東北南部、東北北部は「7月下旬」と見込まれます。それぞれ平年並みの予想です。
梅雨末期には梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、災害級の大雨となることもありますので、引き続き、大雨に対する備えが必要です。

高温傾向続き「熱帯夜」続出も 熱中症に注意

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この先は高温傾向が続く見通しです。特に東日本と西日本では7月のはじめごろにかけて気温がかなり高くなる見通しで、内陸では35℃以上の猛暑日に迫る暑さとなる所もあるでしょう。蒸し暑く、身体に堪える暑さとなりそうです。また、夜も25℃を下回らない熱帯夜となる所もありそうです。
また、北日本と沖縄・奄美は、7月前半にかけて気温がかなり高くなるでしょう。北海道の日本海側と太平洋側、奄美地方と沖縄地方には今日(27日)「高温に関する早期天候情報」が発表されました。10年に一度レベルの高温で、熱中症に注意するとともに、農作物の管理にも注意してください。
7月後半にかけても、全国的に気温は「平年より高い」でしょう。7月後半からは学校が夏休みに入る所が多くなります。屋外での活動やレジャーの際は、子どもが熱中症にならないよう、周りの大人が水分や休憩をとるよう声掛けをしてあげてください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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