日本気象協会発表 2024年梅雨明け予想 梅雨明けは7月中旬以降 各地で平年並み
今日27日、日本気象協会は2024年第1回「梅雨明け予想」を発表しました。九州南部から東北北部の梅雨明けは7月中旬以降で、各地で平年並みの予想です。局地的に大雨となる所もあり、引き続き注意が必要です。
2024年第1回「梅雨明け予想」
今日(27日)、日本気象協会は2024年第1回「梅雨明け予想」を発表しました。九州南部から東北北部の梅雨明けは7月中旬から下旬にかけてと予想しています。
気象庁1か月予報の資料によりますと、熱帯域の太平洋西部の対流活動が7月前半は活発ですが、7月後半は不活発となる予想です。それに伴い太平洋高気圧の張り出しは、7月前半に一時的に強まった後は、南にやや後退する予想になっています。
また、他の資料でも、7月上旬は、梅雨前線が日本海から東北付近に北上し、太平洋高気圧が一時的に西日本に張り出す予想ですが、7月上旬後半~7月中旬は、梅雨前線は日本海沿岸や西・東日本に位置する予想です。7月中旬後半~7月下旬前半ごろに太平洋高気圧が東海上から徐々に張り出す予想です。
そのため、九州南部から東北北部の梅雨明けするタイミングは、7月中旬後半~7月下旬前半とみられ、各地で平年並みの予想です。
梅雨の大雨に注意
明後日(29日)にかけて西日本や東日本では局地的に大雨となる予想で、その先もまとまった雨量となる所がある見通しです。特に、梅雨末期には梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、災害級の大雨となることもありますので、引き続き、大雨に対する備えは万全にしてください。
大雨の備え
大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。
06/27 15:10
tenki.jp