北陸で激しい雨 土砂災害警戒情報も 今夜まで警戒 危険な斜面や川に近づかないで

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今日23日、活動が活発な梅雨前線の影響で、日本海側を中心にライン状の活発な雨雲がかかり、北陸でも大雨となっています。今夜遅くまで激しい雨が降り、さらに雨量が増える恐れがあります。

北陸で激しい雨を観測

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今日23日、梅雨前線が本州付近に延び、前線上の低気圧が日本海を進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動が活発になっています。

15時現在、中国地方から北陸を中心にライン状の活発な雨雲がかかり、大雨となっています。1時間に石川県宝達志水町で49.0ミリ(13時35分まで)、富山県氷見市で45.0ミリ(13時52分まで)の激しい雨が降りました。いずれも6月の1位の値を更新しています。

12時間雨量は福井県大野市九頭竜で117.0ミリ(15時00分まで)、福井県勝山市で102.5ミリ(15時00分まで)、福井県福井市美山で102.0ミリ(15時00分まで)とこちらも6月の1位の値を更新しています。

15時現在、北陸にも土砂災害警戒情報や大雨警報が発表されている地域があります。降り続く大雨のため、土砂災害警戒区域等では命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。少しでも安全な場所への速やかな避難を心がけてください。

また、富山県を流れる沖田川や福井県を流れる天王川などでは氾濫危険水位を超過しています。増水した川には近づかないようにしてください。

今夜遅くまで激しい雨 雨量が増える恐れ

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活動が活発な梅雨前線は、明日24日の朝にかけて本州付近を南下するでしょう。

北陸では今日23日夜遅くにかけて雨や雷雨で、激しい雨の降る所があり、さらに雨量が増える予想です。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒してください。特に、能登半島地震の被災地では地震の影響により地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害の危険度がいっそう高まる恐れがあります。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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