関西で今年初の猛暑日か 京都など35℃予想 体温に迫る暑さ 熱中症に厳重な警戒を

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今日14日(金)、関西では梅雨入り前の暑さのピークとなりそうです。京都など、内陸部では35℃くらいまで気温が上がり、関西で今年初めての猛暑日となる可能性があります。無理をせず時間を決めて水分を摂るなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。

京都などで35℃予想 熱中症に厳重警戒

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今日14日(金)は、日本付近の上空に真夏並みの暖かな空気が流れ込む見込みです。ここに強い日差しが照りつける影響で、関西では内陸部を中心に朝からハイペースで気温が上昇するでしょう。梅雨入り前の暑さのピークを迎える所が多くなりそうです。

京都市では体温に迫る35℃まで気温が上がり、関西で今年初めての猛暑日となる可能性があります。そのほか、京都府の福知山市でも35℃、奈良市で34℃、大阪市で33℃など、数字だけをみると、まるで梅雨明け後のような暑さが予想されています。

湿気は真夏に比べるとまだ少ないですが、炎天下では厳しい暑さとなりそうです。日差しを避け、こまめに休憩や水分を摂り、たくさん汗をかいた後は塩分も摂るなど、熱中症に厳重に警戒してください。

来週は梅雨入りへ この先は徐々に湿度がUP

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近畿の梅雨入りの平年は6月6日ごろですが、すでに一週間余りが経過しました。来週の中ごろからは、いよいよ梅雨前線が本州付近に停滞するようになり、本格的な雨のシーズンが到来するでしょう。

来週の昼間は、極端な暑さは予想されていませんが、湿度は徐々に高くなる見込みです。気温がそれほど高くない日でも、数字に惑わされないようにしましょう。

また、湿度が高くなってくると、夜の気温が下がりにくくなります。この先は、昼夜を問わず熱中症対策を心がけてください。

あると便利 熱中症対策グッズ

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暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分を摂っている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。

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