関西 2週間天気 雨の季節近づく 梅雨入りのタイミングは?
関西では、まだしばらくは梅雨前線が本州に近づいたり離れたりを繰り返すため、晴れ間の出る日が多いでしょう。16日(日)ごろからは梅雨前線が西日本~東日本の南の海上に停滞しやすくなり、関西でも梅雨入りとなる見通しです。梅雨入り前の晴れた日の日差しを有効に使って、梅雨支度を進めましょう。
前半 梅雨入り前の貴重な日差し 9日(日)~10日(月)はまとまった雨に
関西では、明日7日(金)と8日(土)は広く晴れるでしょう。ただ、山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所がある見込みです。空模様の変化に注意が必要です。
9日(日)から10日(月)にかけては、大陸から西日本の南の海上に梅雨前線が延び、前線上を低気圧が東へ進む見込みです。関西では雲が広がり、雨の降る時間があるでしょう。広い範囲で本降りとなり、低気圧の通る位置次第では雨量が多くなる恐れがあります。梅雨入りの発表はまだなくても、最新の情報に注意をし、雨への対策をしてください。
11日(火)から13日(木)にかけては、梅雨前線が再び南へ離れるでしょう。関西は晴れる所が多く、梅雨入り前の貴重な日差しとなりそうです。日中は内陸部を中心に真夏日の所があるため、熱中症に注意が必要です。
後半 梅雨前線が北上 雨の季節へ 蒸し暑さ増す
14日(金)は、梅雨前線が再び北上し、関西に近づくため、広い範囲で雨が降るでしょう。
その後は、梅雨前線が西日本の南の海上に停滞し、関西では湿った空気の影響を受けやすくなる見込みです。晴れマークは目立ちますが、前線の位置のわずかな違いで予想が難しい時期になります。天気を予測するスーパーコンピュータの種類によっては、早ければ16日(日)ごろから前線が北上して雨が降りやすくなる予想をしているものがあります。雨の季節は確実に近づいていますので、天気予報はこまめに確認するようにしてください。
また、徐々に湿気が増えて、蒸し暑くなるでしょう。熱中症のリスクが高まりますので、より一層の警戒が必要です。食品の管理にもお気をつけください。
(※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。)
梅雨入りの発表のタイミングは?
梅雨は、春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照時間が少なくなる季節現象です。気象庁は、梅雨入り・梅雨明けの発表をしていますが、それには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があるとしています。
今日6日、日本気象協会が発表した最新の梅雨入り予想では、関西は「6月16日ごろ」の見通しです。平年(6月6日ごろ)に比べると、かなり遅い梅雨入りとなるでしょう。
晴れた日には押し入れやクローゼットの換気をしたり、ふろ場など水回りのカビ対策をしたりするなど梅雨支度を進めるとよさそうです。また、ハザードマップや避難用品の確認など大雨への備えもしておきましょう。
06/06 17:02
tenki.jp