東京で黄砂を観測 今年6日目 北・東日本は広く飛来予想

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今日26日、午前9時に東京で「黄砂」が観測されました。3月30日~31日と4月17日~19日に続いて今年6日目の観測です。今日は北・東日本を中心に広く黄砂の飛来が予想されています。

東京で黄砂を観測

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今日26日、午前9時に東京で黄砂が観測されました。3月30日~31日と4月17日~19日に続いて今年6日目の観測です。

都心の空の様子を見ると、遠方がうっすらと霞んでいるように見えます。気象衛星ひまわりでは、北日本を中心にかなり濃い黄砂が飛んでいるとみられます。

今日は北・東日本で広く黄砂が飛ぶ予想です。洗濯物や車に付着する恐れがあるためご注意ください。

黄砂が体に与える影響

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環境省によりますと、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。

①黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。

②黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されています。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。

③黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられています。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されています。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要です。

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