インフルエンザ発生数 先週より約半減も この先は一日の気温変化大 引き続き対策を

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厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、12日に発表された最新のインフルエンザ報告数(4月1日~7日)は「25,106」と先週(3月25日~31日)の「55,189」に比べると約半分に減っていますが、この先は一日の寒暖差が大きい日が多くなります。新年度が始まり、新しい生活が始まった方も多いと思いますので、引き続きご注意ください。

インフルエンザ報告数

厚生労働省が昨日12日に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、14週(令和6年4月1日~7日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「25,106」でした。前回13週(令和6年3月25日~31日)の「55,189」に比べて、約30,000人減少し、おおよそ半減したことになります。ただ、昨年の同時期(令和5年4月3日~9日)の「13,580」と比べると多くなっています。

この先は朝晩と日中の寒暖差に注意

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明日14日(日)以降は、季節外れの暑さがしばらく続くでしょう。

最高気温が札幌でも20℃前後で、仙台や新潟でも20℃以上の日が多くなるでしょう。東京、名古屋、大阪、福岡では25℃以上の夏日が頻発しそうです。昼間は半袖でも過ごせるような日が多くなるでしょう。最低気温もこの時期としては高い日が多くなる予想ですが、油断は禁物です。朝と昼間との気温が10℃以上の日もあるでしょう。10℃違うと服装だと2枚くらい違うことになります。

新年度が始まり、新しい生活がスタートした方も多いと思います。そろそろ疲れも出てくるころです。この寒暖差で体調を崩さないように、服装で上手に調節なさってください。

空気が乾燥 インフルエンザに注意

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湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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