強い冬型 福島県で最大瞬間風速30メートルに迫る 今夜遅くまで暴風警戒

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今日25日、強い冬型の気圧配置となり、各地で北から西寄りの風が強まっています。福島県いわき市小名浜では最大瞬間風速が29.7メートルを観測。風に向かって歩きにくいほどの暴風が吹いています。都心も冷たい北西風が強まり、一段と寒く感じられます。今夜にかけて暴風に警戒。

強い冬型 福島県で記録的な暴風を観測

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今日25日、日本付近は等圧線が縦じま模様の強い冬型の気圧配置となっています。
上空約5500メートルにはマイナス40度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込んで、日本海側では雪が続いています。

各地で風も強まっています。
午後2時までの最大瞬間風速は、福島県いわき市小名浜で29.7メートル(午後1時26分・西北西の風)を観測し、1月として1位の記録を更新しました。
また、茨城県北茨城市で25.0メートル(午後0時45分・西の風)を観測するなど、台風並みの危険な暴風が吹いている所があります。
東京都心も季節風が強まり、18.1メートル(午前11時47分・北西の風)を観測しました。

北海道や東北の日本海側の沿岸部では、最大風速が20メートルを超える非常に強い風が吹いています。

今夜遅くにかけて暴風・暴風雪に警戒

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午後2時30分現在、北海道日高地方や福島県浜通りに「暴風警報」が発表されています。
また、北海道のオホーツク海側や日本海側には広く「暴風雪警報」が発表中です。

今夜にかけて暴風に警戒し、沿岸にはできるだけ近づかないようにしてください。また、日本海側では雪を伴った暴風が吹き、視界が真っ白になるようなホワイトアウトの恐れがあります。今夜遅くにかけて、暴風雪に警戒してください。

非常に強い風って どんな風?

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非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km~110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢など飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。

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