南海トラフ地震を想定 小学生が約10分で裏山へ避難 三重・尾鷲市の小学校で避難訓練

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南海トラフ地震臨時情報から1か月。三重県尾鷲市の小学校では9日、南海トラフ地震を想定した避難訓練が抜き打ちで行われました。尾鷲市立尾鷲小学校で実施した訓練は、南海トラフ巨大地震で大津波が発生したという想定で、子どもたちには事前に知らせず、抜き打ちで行いました。子どもたちは地震を知らせる校内放送が流れると体をかがめて身の安全を確保した後、標高10メートルの校舎から裏山に架けられた「いのちの架け橋」を渡り、10分ほどかけて標高49メートルの裏山に避難しました。

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参加した小学6年生は「急にきてびっくりしました」「いつでも逃げられるように準備することが大事だと思います」と話していました。尾鷲市立尾鷲小学校の奥村隆志校長は「南海トラフ臨時情報が出て初めての避難訓練を行いました熱中症に注意しながら、避難経路の確認をメインに子どもたちは一生懸命がんばったと思います」と話しました。国の想定では、南海トラフ巨大地震が発生した場合尾鷲市では地震から4分後に津波が発生。津波の高さは最大17メートルとされています。この小学校では今後も定期的に避難訓練を続けていく予定です。

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