「職員の不満が不適切保育につながった」こども園の保育士4人による1歳児への暴言で町が調査公表

愛知県東郷町の認定こども園で発覚した不適切保育。20日、東郷町が会見を開き、調査結果と行政指導の内容を明らかにしました。

(東郷町 井俣憲治町長)
「通知した確認指導監査の内容については、1日もはやく園が園としての軌道を取り戻し、町民の信頼の下、また子どもたちの笑顔あふれる場所として機能していくために必要な措置として、大変厳しい内容とさせてもらいました」

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不適切な保育があったと認定されたのは、ことし4月に開園した東郷町の「太陽わごうこども園」。1歳児クラスの保育士4人が園児に対し、複数の不適切な発言をしていたのです。園は保護者説明会で、次のように説明していました。

(保護者説明会の音声)
園側の説明「具体的なお子様の名前に続けて『嫌われものはここ』とか『あっちにいって』とか『こないで』『本当にこの子嫌だ…』とか『もう盗人はやめてください あなた』とか、子どもの人格を否定する不適切発言をした」

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8月、保護者から町に相談があり、園内で録音された音声が提出されたことから、問題が発覚。町はその後、全職員への聞き取りなどの調査を行い、不適切な保育があったと認定したのです。

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(東郷町 村中章太こども未来部長)
「職員の聞き取りのなかで、『他クラスの状況がわからない』と言う職員が多かった。職員間の意見交換の場が少ないというのが起因しているのではないか」

町は不適切保育の原因について職員同士で情報共有ができるような環境になかったと指摘。また。

(東郷町 村中章太こども未来部長)
「職員44人に対して研修の所感が提出されているのが5人程度」

全職員が受けるべき不適切保育に関する研修を、一部職員しか受けていなかったと指摘。19日付で職場環境の改善と、研修機会の確保を求める行政指導を行ったことを明らかにしました。その上で。

(東郷町会見 村中章太こども未来部長)
「保護者から『どなたに相談していいかわからない』ということがあった。園の保護者対応がしっかりなされていなかった。(保育士から)『自分のクラスが忙しいときに、他のクラスから応援に来てくれない』とか、対応してもらえないところから不満に感じている職員がいた」

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町は直接的な原因とは言えないものの、総責任者が不明で指揮系統が整っていないことに対する職員の不満が園児への不適切な言動につながったなどと指摘しました。

(東郷町 井俣憲治町長)
「要因は、園が保護者との、先生との信頼関係を構築しきれていなかった。私たち行政も、そこに対してしっかりとした支援と指導が足りていなかったのが原因」

町は園に対し、10月2日までに改善策などを報告するよう求めるとともに、今後、第三者委員会を設置し、改めて検証する方針です。

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