“ナンパ男”にタクシーからひきずり降ろされた恐怖の瞬間…今も心と体に“傷” 23歳の男は裁判で「記憶がない」

ことし6月、名古屋の繁華街、栄で女性が男に暴行される事件がありました。

タクシーに乗り込んだところを無理やり引きずり出された女性。今も心に体に深い傷を負っています。


「やめて!!誰!?」

ことし6月22日、午前3時半ごろ…名古屋市中区栄の池田公園近くを走るタクシーのドライブレコーダーです。

雨の中、タクシーを止めた女性。タクシーに乗り込みますが、外の男がドアを閉めさせないように絡み、タクシーはなかなか発車できません。

(タクシー運転手)
「後ろに車も詰まっていますので…」

タクシーの運転手が声をかけますが、男はしつこく女性に絡み続けます。すると、次の瞬間…!

「やめて!誰?」と言い、突然画面から消えた女性。いったい、何が起きたのでしょうか。タクシーを運転していた男性に話を聞くと…

(タクシー運転手)
「『閉めますよ』と言ったときに、男性が女性を引きずり出した。すぐに馬乗りになって(女性の上で)動いていた」

男は突然、女性をタクシーから引きずり下ろし、馬乗りになって暴行を加えたといいます。

(ドライブレコーダーの様子)
運転手「すぐ警察が来るって。待ってて。大丈夫?けがしなかった?けがいっぱいしてるじゃん!」

暴行を受けた直後に撮られた写真を見ると、女性の額には地面に倒れた時の擦り傷、腕や足にはいくつものあざが。



(被害に遭った女性)
「何が起こっているのかわからない状態だった」

被害にあったのは、名古屋市内に住む女性。家に帰る途中でした。

ホストの男に「飲みに行こう」と声をかけられて断ると、突然激高され、暴行を受けたと言います。

(被害に遭った女性)
「タクシーの扉が開いていたので、とにかくタクシーに戻ろうと必死でした。
怖かったです」



(タクシー運転手)
「女性嫌がっていた。『やめてください』と。それで様子がおかしいと確認できたので、すぐに110番通報した」

運転手の通報で警察官が男を現行犯逮捕。男は、名古屋市中区の金澤蓮太郎被告(23)で、その後、傷害の罪で起訴されました。

「一緒に帰る?」などとナンパを続けていた


関係者によりますと金澤被告は、逮捕後の調べに「酒に酔っていて、よく覚えていない」と話したということです。

 

CBC




(被害に遭った女性)
「ちょっとこの辺(額)がヒリヒリする。メイクものらなくて、前髪で隠している」
 

CBC


事件から3週間経っても、女性は体と心に深い傷を負っています。眠れなくなるなど、うつの症状にさいなまれ、病院で診察も受けました。



(被害に遭った女性)
「あまり眠れなくなった。(傷を見ると)思い出してしまうので苦しい」

女性に対する傷害の罪に問われる金澤被告。初公判が8日、名古屋地方裁判所で開かれました。

CBC


起訴内容について問われた金澤被告は…「記憶がないので、合っているとも間違っているとも言えない」

一方、検察側は、冒頭陳述で、金澤被告が帰宅しようとした女性に「一緒に帰る?」などとナンパを続けていたことを指摘。

8日の裁判を受け、被害者の女性は、「今後同じような被害者が出ないように厳しい罰を望みます」とコメントしました。

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