小池都知事「1都3県に遊びに来ないで」 GWのステイホームを呼び掛け

 東京都の小池知事はこれから始まるゴールデンウイークで一気に人の流れを抑えたいとして、不要不急の外出を控えてほしいと「ステイホーム」を呼び掛けました。

 緊急事態宣言が出されている中で迎えるゴールデンウイークの過ごし方を街で聞いてみると「連休の予定は特にない。(外出自粛について)食料品や日用品しか買い物していない」と話す会社員や「大学のサークルのオリエンテーションが中止になってしまった」「思い描いていた学生生活とは違うが、1年前からコロナだったので、残念だがある程度予想していた」と話す大学生もいました。一方で「自粛しようとは思わない。周りに感染した人がいないからあんまり実感がない」と答える大学生もいました。

 連休スタートの前日となる4月28日、東京都内では新型コロナの感染者が925人新たに確認され、3月の緊急事態宣言の解除後で最多となりました。また、前週の同じ曜日の人数を上回ったのは28日連続で、感染拡大が続いています。

 都庁で行われた感染状況を分析する会議では、拡大の要因となっている感染力が強い変異株が都内でも急速に広がっていることが指摘されました。検査の結果を基にした推計では、感染者に占める変異株の割合は、前週のおよそ3割から1週間で6割にまで増えていることが示されました。また会議ではゴールデンウイーク期間による感染拡大への懸念が示されました。このため、小池知事は会見で「このままの状況が続くとゴールデンウイークを過ぎても感染者数の増加が続くことになる。そのことが感染爆発のタイミングを迎えるかもしれないという心配がある。この事態をなんとしても回避したい。感染拡大を徹底して抑え込むため、ここで一気に人と人の接触、人の流れを抑えていくことが不可欠」と述べ、都県境を越える移動をしないよう、改めて都民に強く求めました。

 会見に先立って開かれた首都圏の1都3県の知事によるテレビ会議でも、小池知事は「旅行や規制は中止または延期し、東京から出ないでほしい。東京にも来ないでほしい」「全国の皆さんは1都3県に遊びに来ないで、都民・県民は1都3県から遊びに出ないで」と訴えました。会議では1都3県の共同メッセージとして、生活に必要な場合以外は都県境を越えた移動の自粛を呼び掛けることを決めました。また、公園や路上での飲酒を控えるよう、コンビニエンスストアに注意喚起の協力を求めていきます。

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