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「海眺めていたらドーンという音」水上バイク事故か 男女3人死亡 兵庫・淡路島沖

事故で壊れた水上バイクを調べる海上保安庁の潜水士=15日午後7時40分、淡路市岩屋

事故で壊れた水上バイクを調べる海上保安庁の潜水士=15日午後7時40分、淡路市岩屋 Copyright(C) 2021 神戸新聞社 All Rights Reserved.

 15日午後4時すぎ、兵庫県淡路市岩屋の沿岸で「無人の水上バイク1台が漂流している」との118番があった。第5管区海上保安本部(神戸市)によると、近くの消波ブロック上などに男性2人と女性1人が倒れており、死亡が確認された。同日夜、神戸海上保安部が現場や船体の検分を始め、原因を調べている。

 同本部によると、3人が倒れていた場所に近い消波ブロックには何かが衝突したような跡があった。水上バイクは3人乗りの大型機種だった。船首の底が大破しており、水上バイクが前進しながら消波ブロックに衝突し、乗っていた3人が投げ出された可能性があるとみて調べる。

 同本部によると、通報者は「事故の前に3人乗りの水上バイクが猛スピードで走っていた」とも話していた。3人の身元特定につながる遺留品や、自動車のナンバープレートに当たる「船舶番号」の確認などを進めている。

 淡路署にも近くの集客施設「淡路シェフガーデン」にいた女性から通報があり、「海を眺めていたら、明石海峡大橋から南へ3人が乗った水上バイク1台が走っていた。しばらくしたらドーンという音がした」と話したという。

■住民「いつかこんな事故が…」

 淡路市で水上バイクに乗った男女3人が死亡した事故。観光客にも人気がある海辺の町に響くサイレンの音に、近くで働く男性は「目と鼻の先でこんな大きな事故が起きるなんて」と表情をこわばらせた。

 現場付近は明石海峡を望む立地を生かした飲食店などが並ぶ。男性は集客施設「淡路シェフガーデン」の店頭で接客中、騒ぎに気づいた。警察官の姿に、訪れていた客も驚いた様子だったという。「最近は水上バイクのマナーも問題になっていて、まさかその中で事故が起きるとは」

 30代の女性は、3人がぶつかったとみられる消波ブロックでたびたび、釣り人を見かけたという。「人が巻き込まれる可能性もあったわけですよね」と口をつぐんだ。

 現場近くに住む男性(53)は、10年ほど前から年々増える水上バイクに不安を覚えていたといい、「すごいスピードで航行するし、海岸には多い時には30台近くが並ぶようになった。いつかこんな事故が起きてしまうのではないかと思っていた」と語った。(内田世紀、中村有沙)

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