新型コロナ 10都府県に緊急事態宣言

めんたいこのテーマパーク知ってる? マニアックな内容、1日で「めんたいこ博士」に

屋根に設置された巨大なキャラクター「タラピヨ」=神戸市北区赤松台1、かねふくめんたいパーク神戸三田

屋根に設置された巨大なキャラクター「タラピヨ」=神戸市北区赤松台1、かねふくめんたいパーク神戸三田 Copyright(C) 2021 神戸新聞社 All Rights Reserved.

 コロナ禍で自炊が増えた昨今。わが家は魚卵ものが好きで、中でも辛子めんたいこはご飯のお供として冷蔵庫の常備品となっており、和食だけではなく、マヨネーズなどであえると洋食用としても活躍する。とはいえ、その素顔は意外と知らない自分に気づき、「かねふくめんたいパーク神戸三田」(神戸市北区)に立ち寄った。(金井恒幸)

 三田市に近い田園地帯の一角。屋根の上から、全長約15メートルの真っ赤なめんたいこのキャラクター「タラピヨ」が出迎えてくれた。「超かわいい」と、はしゃぐ子どもや女性たちの姿が見られた。

 パーク内に入ると、スケトウダラの卵巣を材料とするめんたいこの基礎知識がパネルで展示。スケトウダラの生息するベーリング海やアラスカ湾、卵の成長の解説にうなずく。求愛や威嚇の鳴き声が聞けるコーナーもあり、スケトウダラを身近に感じさせる。続いて、消費量や粒の数を学んだ後、いよいよメインとなる工場見学通路へ。

 全長約50メートルで、ガラス越しに加工作業が分かる。手元のモニターで、工程を拡大して見ることもできる。スタッフが一つ一つ余分なものを取り除き、大きさを確かめて形を整える。手作業が多いことに驚く。

 営業部主任の松井力紀さん(30)は「めんたいこは壊れやすくデリケート。人の手で丁寧に心を込めて作っていることを伝えたい」と狙いを語る。塩漬けや調味の様子も、映像で紹介している。

 ピンク色のもっちりした姿を目の当たりにすると、当然食欲が湧く。見学後はフードコーナーに直行するのが定番で、一番人気はやはり、めんたいこ入り「ジャンボおにぎり」。プチプチの食感と良い加減の辛さで、くせになりそうだ。豚まん、ソフトクリームなど、多彩なめんたいこ入りの食品がある。

 お土産で松井さんが「お勧め」というのは、できたての生の辛子めんたいこ(毎日数量限定)。この冬は近年の鍋ブームを反映し、めんたいこを使ったもつ鍋も売れ筋という。

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 同パークもコロナ禍の影響は小さくない。昨年4月14日~5月6日、臨時休業。人気が高かった試食の提供は中止が続く。一時は客足も回復しつつあったが、今年1月の兵庫県の緊急事態宣言を受け、オリジナルゲームが楽しめる有料ゾーン「めんたいランド」を閉鎖中。店内の給茶器や給水器は利用を休止している。

 松井さんは「コロナ後は訪れる人は例年より減少傾向にあるが、巣ごもりのため宅配やお土産の需要は増えている」と説明。「外出を控えることが多い状況なので、少しでもおいしいものを自宅で楽しんでいただきたい」と話している。

【メモ】 神戸市北区赤松台1の7の1。入館無料。9時半~17時半。無休。2015年開業。神戸電鉄フラワータウン駅から無料巡回バスで約10分、中国自動車道「神戸三田IC」、六甲北有料道路「長尾ランプ」から約5分。かねふくめんたいパーク神戸三田TEL078・986・1137

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