福岡など9月の観測史上1位を更新　記録ずくめの残暑は明日まで

西日本から東海、関東の上空1500m付近は＋18〜21℃、場所によってはそれ以上の真夏と変わらない暖気に覆われています。九州では台風14号の影響で南東の風が強まり、フェーン現象が発生したことで特に気温が上昇しました。

15時00分までの最高気温は全国で最も高くなった福岡県太宰府市で38.3℃を観測。今年の猛暑日は61日目で、年間の日本最多記録を今日も更新しています。太宰府市のほか、4地点で38℃以上を記録。37.9℃まで上がった福岡市や佐賀市など、20地点以上で9月の観測史上1位の暑さとなりました。

また、名古屋市も36.9℃まで上がって、昨日の記録をさらに塗り替える過去最も遅い猛暑日です。

明日20日(金)は高気圧の中心が今日よりも南東に移る予想となっています。

その分、暑さの中心も移って、東海、関東などの東日本で気温が上昇する見込みです。最高気温は東京都心が35℃、名古屋市が36℃とともに猛暑日の予想で、過去最も遅い記録をさらに更新する可能性があります。

九州などは今日ほどは上がらないものの、それでも35℃前後で厳しい残暑に変わりはありません。福岡市で35℃を予想し、こちらも過去最も遅い猛暑日に並ぶ見通しです。

ただ、明後日21日(土)になると秋雨前線が南下して天気が崩れるため、猛烈な残暑もようやく終わりを迎えます。