『六人の嘘つきな大学生』や「成瀬」シリーズも対象! Amazon「紙書籍まとめ買いキャンペーン」でオトクなポイント還元を受けよう

 11月25日(月)23時59分(日本時間)まで実施中のAmazonの「紙書籍まとめ買いキャンペーン」。同じ出版社から2冊以上の“紙書籍”を購入することで、最大5%のポイント還元を受けられる内容となっている。いよいよキャンペーンも中盤なので、この機会に改めて出版社別におススメの作品をご紹介していきたい。

「紙書籍まとめ買いキャンペーン」の対象になっているのは、新潮社、白泉社、KADOKAWA、朝日新聞出版、NHK出版の5社。同一の出版社から2冊以上購入しないとポイント還元を受けられないのでご注意を。

新潮社おすすめタイトル

『成瀬は天下を取りにいく』は、「2024年本屋大賞」をはじめに「坪田譲治文学賞」「ダ・ヴィンチ『BOOK OF THE YEAR 2023』小説部門」「中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版」1位など、数々の賞に輝いた宮島未奈氏の商業デビュー作。宮島氏の在住地でもある滋賀県大津市を舞台に、我が道を行く主人公・成瀬あかりの真っ直ぐな青春を描いていく。

 周りの声に惑わされない成瀬の“主人公ぶり”が多くの読者に刺さり、各界の著名人からも絶賛の声が続出した同作。舞台となる滋賀県のふるさと観光大使を務めるミュージシャンの西川貴教も、「こんなにも『滋賀滋賀』してていいんですか? いいんですね? ありがとうございます!」と興奮のコメントを寄せていた。2024年1月には待望の続編『成瀬は信じた道をいく』がリリースされているので、こちらも併せてチェックしてみてほしい。

 世界的小説家であるガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作であり、名だたる作家たちに大きな影響を与えたとされる名作『百年の孤独』。現在までに46の言語に翻訳され、5000万部以上発行されている世界的ベストセラーで、ラテンアメリカ文学ブームの火付け役としても有名な長編小説だ。

 同作は南米に住むブエンディア一族がマコンドという村を作り、その繁栄から滅亡までの100年間を描いた物語。2024年12月11日(水)からはNetflixにて実写版の配信が予定されているため、それに備える意味でも一度原作を手にとってみては?

「神様のメモ帳」などで知られる小説家の杉井光が2023年に発表した『世界でいちばん透きとおった物語』は、本キャンペーンで購入するのにうってつけの作品のひとつ。大御所ミステリ作家の宮内彰吾が最期に遺した「世界でいちばん透きとおった物」という小説を巡る物語で、宮内の子である主人公が原稿探しを通して、会ったことのない父の複雑な人物像を知っていく。

 同作の大きなポイントとなっているのが、「電子書籍化絶対不可能」および「ネタバレ厳禁」と銘打たれていること。なぜ紙書籍でなければならなかったのか、その仕掛けと予想もつかない物語の結末は、生涯忘れられない読書体験になるかもしれない。

白泉社おすすめタイトル

 コミックス累計発行部数2000万部超えを誇り、2003年にはテレビドラマ化も果たした『動物のお医者さん』。札幌市の「H大学獣医学部」を舞台に、獣医師を目指す学生の日常をコメディタッチに描いていく。

 本キャンペーンの対象となっている白泉社文庫版は全8巻と集めやすいため、まとめ買いにもピッタリ。実はシベリアン・ハスキーブームを巻き起こした火付け役的な作品なので、愛犬家はもちろんのこと、すべての動物好きにおススメだ。

『おすしが あるひ たびにでた』は、ミニチュア写真家・田中達也氏が手掛けた写真絵本。ネタを背にシャリから手足の生えた「マグロのおすし」たちが、「おすシティ」を目指して山や海、砂漠などを大冒険していく。

 身近なものを本物そっくりの何かに見立てて創り上げられた「おすし」たちの世界は、子どもから大人まで楽しめること間違いなし。非常にリアルな仮想の街を、ぜひ一度堪能してみてはいかがだろうか。

 国内累計発行部数1700万部突破の大人気あやかし契約奇譚『夏目友人帳』。小さい頃から妖怪を見ることができる少年・夏目貴志と、彼が祖母のレイコから受け継いだ遺産「友人帳」を巡る温かい物語は、2003年の連載開始以来、20年以上にわたって多くのファンに愛され続けている。

 基本的に1話完結で物語が構成されているため、自分のタイミングでストレスなく読み進められるのが大きな魅力のひとつ。もし途中で買い集めるのを中断しまったという人がいたら、本キャンペーンを機に再開してみてもいいかもしれない。

KADOKAWAおすすめタイトル

 学業成績は学年1位、スポーツ万能の才色兼備でロシア人の父と日本人の母を持つ銀髪の女子高生、アリサ・ミハイロヴナ・九条(アーリャ)。そんな彼女の“クーデレ”ぶりを堪能できる話題作『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』も、本キャンペーンの対象となっている。

 タイトルの通りアーリャは、主人公・久世政近が理解していないことを前提にロシア語で甘い言葉を呟くのだが、実を言うと政近は幼少期の経験からロシア語を理解している。そんなありそうでなかった構図が話題を集め、2024年にはテレビアニメ化も果たした。すでに第2期の制作も決定しているので、予習の意味でも原作を手にとってみてほしい。

『いのちの車窓から』は、星野源が2014年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載していたエッセイを書籍化した一冊。「逃げるは恥だが役に立つ」や「真田丸」への出演、そして大ヒット曲「恋」のリリースや初の「紅白歌合戦」出場など、星野にとって激動の年となった2014年以降の2年間が綴られている。

 また文庫版では、カバー新装に加えて10ページにわたる「文庫版あとがき」を収録。「星野源」というひとりの人間を赤裸々に語った『いのちの車窓から』を読むことで、より彼の演技や歌唱に対する理解が深まるかもしれない。

 2021年に刊行され、累計65万部を突破した話題の青春ミステリ『六人の嘘つきな大学生』。就職活動を舞台に登場する6人の裏の顔が次々と暴かれていく物語となっているが、同作の魅力は“そこで終わらない”こと。

 ネタバレを防ぐために詳細は避けるが、最後に繰り広げられる怒涛の伏線回収には多くの読者が度肝を抜かれた模様。また2024年11月22日(金)からは浜辺美波、赤楚衛二ら出演の実写映画版が公開されるので、こちらも併せてチェックしよう。

朝日新聞出版おすすめタイトル

『冷たい校舎の時は止まる』をはじめ、数々の名作長編小説を世に送り出してきた辻村深月。そんな彼女の歴代作品の中でも、特に多くの読者から「人生で一番刺さった小説」と称賛の声を集めたのが『傲慢と善良』だ。

 同作では、マッチングアプリで知り合って婚約することになった男女のうち女性が突如として消息を絶つという摩訶不思議な出来事が発生する。それを受けて男性が婚約者を探す中で、彼女の過去や嘘に直面する姿を描いていく。一体なぜ「人生で一番刺さった小説」という評価が相次いでいるのか、気になる人はぜひ手にとってみよう。

 140万部以上売り上げ、今一番売れている「お金の勉強本」と言われる『本当の自由を手に入れる お金の大学』。登録者数200万人超えのYouTubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」を運営する両@リベ大学長が2020年に上梓した教養書であり、オリエンタルラジオの中田敦彦も自身のYouTubeチャンネルで大絶賛していた。

 生きていく上で必要不可欠なのに学校では教えてくれない、そんなお金に関する知識を「5つの力」に分けて解説していく同作。これを読むと読まないとでは、今後の人生で大きな差がついてしまうかも……?

NHK出版おすすめタイトル

 全世界で約5000万部発行されたヨースタイン・ゴルデルのベストセラー『ソフィーの世界』。主人公ソフィー・アムンセンと謎に満ちた人物のアルベルト・クノックスの対話が物語の大半を占めており、そこに不思議なエピソードを織り込みながら“哲学”を学ぶことができる。

 同書が出版された1995年の日本では、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件といった生命を脅かす出来事が相次いで発生した。そんな中で、ゴルデルが示した哲学は多くの人の生きる道を照らしたという。さまざまな要因で日本が病みつつある今だからこそ、改めて「哲学」に目を向ける機会が訪れているのかもしれない。

 日本人ならば誰もが一度は触れる戦国武将。漫画やゲームなどで扱われることもあり、その人気ぶりは日本史のなかでも随一と言える。しかし、彼らがどんな人間だったのかは知る由もない。そこで紹介したいのが、直木賞作家・今村翔吾氏の『戦国武将を推理する』だ。

 歴史小説を数多く手掛ける今村氏が『戦国武将を推理する』で試みたのは、戦国武将たちのプロファイリング。歴史背景や各武将の行動パターンなどから人物像を浮かび上がらせ、さらに今村流の推察でイメージの輪郭を鮮明にしていく。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康や石田三成は果たしてどんな人間だったのか……。

 キャンペーンの締め切りとなる11月下旬といえば、例年ならAmazonでブラックフライデーセールが行われる頃。「紙書籍まとめ買いキャンペーン」でオトクにポイントゲットして、来る日に備えよう。

「紙書籍まとめ買いキャンペーン」詳細

―同じ出版社から2冊以上購入で最大5%ポイント還元―
期間:2024年10月25日(金)00時00分~2024年11月25日(月)23時59分(日本時間)
条件:出版社別キャンペーンページを確認

ジャンルで探す