禁酒すると顔が変わった…!? 医師2人が教える体験談とメリット10選

歳を重ねるにつれてカラダを気遣うようになり、禁酒も始めてみようかなと考えている人もいるのではないでしょうか。禁酒を続けるためには、メリットを理解したり、禁酒後の変化について具体的にイメージしたりするのが大切かもしれません。

そこで今回は、禁酒のメリットや体験談について、現役医師に教えてもらいました。

<目次>
禁酒のメリットって?医師による体験談も紹介

禁酒のメリットとは?

人体へのメリット
(1)肝臓回復につながる
(2)内臓の病気リスクを軽減できる
(3)免疫力低下を防ぐことにつながる
ダイエットへのメリット
(4)摂取カロリーを抑えられる
メンタルへのメリット
(5)メンタルへの悪影響を軽減する

顔つきも変わる?現役医師が禁酒体験談を告白

橋本先生の禁酒体験談とメリット
(6)3kgの減量を達成した
(7)熟睡できるようになった
(8)快便につながった
益田先生の禁酒体験談とメリット
(9)運動せずに3kgの減量
(10)顔のむくみや肌質がよくなった

 

禁酒のメリットとは?

画像:Pormezz/Shutterstock

禁酒のメリットについて、いくつか思い浮かぶ人もいるでしょう。ここでは、禁酒によってカラダにどのような影響があるのか、医師たちに解説してもらいました。

人体へのメリット

(1)肝臓回復につながる

医師の益田裕介先生によれば、お酒によるダメージを受けた肝臓について、禁酒を通じて「肝臓は再生力が高い臓器といわれているので、基本的には回復していくものと考えます」とのこと。

益田先生は「肝臓は糖分の代謝をしたり、たんぱく質や毒物を代謝・分解したりするなど幅広い役割を果たしている」とも明かしており、肝臓の回復はカラダに大きな影響を与えると言えるでしょう。

(2)内臓の病気リスクを軽減できる

また、内科医であるドクターハッシーこと橋本将吉先生は「一般的に内臓の病気になる確率も減らせるでしょう」と述べています。肝臓だけでなく、他の臓器を守る意味でも禁酒は大切なのではないでしょうか。

(3)免疫力低下を防ぐことにつながる

益田先生は「アルコールによる免疫力低下を防ぐことにつながります」と主張。

「『薬物・アルコール依存症からの回復支援ワークブック』では、“アルコールは血液中の摂家級、白血球などに影響を与えて、その数を減少させたりはたらきを弱めたりします”(※1)と説明されています」と根拠を添えた上で、「特に免疫機能に直接関わるとされる白血球の減少は、細菌やウイルスに対する抵抗力を低下させる原因になると考えられます」と説明しました。

さらに、「アルコールが臓器にダメージを与えたり、喉の粘膜を傷つけて細菌が入りやすくなったりする場合もあるでしょう」、「禁酒をすればこれまで述べたような機能低下を避けることができるのではないでしょうか」と、禁酒によって免疫力や臓器機能の低下を防げる可能性について言及しました。

ダイエットへのメリット

(4)摂取カロリーを抑えられる

「お酒を飲まなくなることで、それだけでも摂取カロリーが抑えられます」と明かしたのは、総合診療医の石井道人先生。

「お酒と一緒に揚げ物やご飯・麺などの炭水化物を食べる機会も多いですよね」と述べた上で、禁酒によって「おつまみなどを食べることも少なくなるので、さらに摂取カロリーが抑えられてダイエットに繋がりやすくなるでしょう」と、メリットについて説明します。

体重が増えてきて気になる方は、まずお酒を控えるようにするといいかもしれません。

メンタルへのメリット

(5)メンタルへの悪影響を軽減する

益田先生によれば、禁酒はメンタルにも影響するのだそう。「適量のアルコールを飲むと、鎮静につながり、気持ちが良くなる人も多いでしょう。ただ、一方でお酒を飲むと、気持ちが余計重くなる可能性もあります」と、お酒のメンタルに対する二面性について主張。

それゆえ、益田先生は「鬱症状の患者さんの方には、禁酒をすすめています」と明かしました。お酒を飲んでもメンタルが好転しない場合、一度禁酒してみるのもよさそうです。

顔つきも変わる?現役医師が禁酒体験談を告白

画像:Pormezz/Shutterstock

今回禁酒のメリットについて解説してくれた橋本先生と益田先生。2人は禁酒の経験もあり、実感したメリットについても教えてくれました。

橋本先生の禁酒体験談とメリット

(6)3kgの減量を達成した

橋本先生は、2021年1月の1か月間“禁酒”を行ったそう。「お酒を飲まないと、おつまみを食べたりしない」という橋本先生は見事「3㎏の減量に成功した」とメリットについて語ります。

(7)熟睡できるようになった

また減量以外にもメリットを実感していたのだとか。「今まではお酒を飲むと深い眠りにつくことができなかったのですが、禁酒をしたことにより、熟睡できていたように思います」とも明かします。

(8)快便につながった

さらに、「禁酒していた期間は快便でしたね」と橋本先生。「今まで下痢症状が多かった」というものの、禁酒によって収まった経験についても教えてくれました。

益田先生の禁酒体験談とメリット

(9)運動せずに3kgの減量

益田先生も禁酒を続けているそうで、「75kgから72kgに痩せました」と3kgの減量を達成したと告白。「30後半の痩せにくいカラダで、運動せずに3kg痩せることができたのは自分でも驚きですね」と語り、橋本先生同様、その理由として「おつまみや食事が制限されたことが大きいと考えられます」と述べています。

(10)顔のむくみや肌質がよくなった

また、「顔のむくみがとれてすっきりした気がしますね」と変化を明かした益田先生。「私自身の経験でいうと、肌質はよくなりました」といい、美容の面でもメリットがあったそう。

「アルコールを分解している肝臓は、タンパク質の合成に関わっていて、禁酒すると肝臓がタンパク質の合成に力を割くことができるからかもしれませんね。また、アルコールによってかゆみが強まる可能性もあり、それがなくなるのも肌の艶につながると考えます」と、そのメカニズムを医学的に解説してくれました。

 

いかがでしたか? メリットを知ることで、禁酒のモチベーションも高まったのではないでしょうか。ぜひ無理のない範囲で試してみてくださいね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
※こちらの記事は2021年5月23日に公開した記事を再編集したものです

<プロフィール>
益田裕介
防衛医大卒。防衛医大病院、自衛隊中央病院、自衛隊仙台病院(復職センター兼務)、埼玉県立精神神経医療センター、薫風会山田病院などを経て、早稲田メンタルクリニック院長。精神保健指定医、精神科専門医・指導医。

ドクターハッシー・橋本将吉
杏林大学医学部医学科を卒業。

石井道人
2007年北里大学医学部卒業後、東京都立多摩総合医療センターにて研修後、ERに専従。北海道喜茂別町で僻地・家庭医療に従事したのちに、現在は横浜市青葉区の『ファミリークリニックあざみ野』の院長を務めている。

【画像・参考】
※1 薬物・アルコール依存症からの回復支援ワークブック( 松本俊彦、小林桜児、今村扶美)
※Brian A Jackson・Pormezz・Pormezz/Shutterstock

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