“ポロシャツ”にもお作法あり! クールビズでの「NGファッション」6選

みなさんはビジネスシーンでのファッションマナーについて、どの程度理解されているでしょうか? オフィスカジュアルを導入する企業が増えてきている中で、どこまでOKなのか分からないという方も多いはず。

そこで今回は、ビジネスマナー講師の安達美菜先生にビジネスシーンで気をつけたいファッションマナーについて解説してもらいました!

 

オフィスカジュアルのNGマナーとOKマナー

画像:jessie/PIXTA(ピクスタ)

(1)派手な色や柄物のトップスは避けるべき

「オフィスカジュアルの定番トップスは、襟付きのシャツです」と安達先生はいいます。

「襟があるだけで、きちんとした印象で好感を持ってもらえるでしょう」と語り、「ジャケットを羽織る前提であれば、Tシャツでも問題ない」とのこと。

しかし、Tシャツについて注意点も。「カラダにフィットしたTシャツを選び、柄物は避けた方がいいですね」といい、カラーについても、「白、黒、グレー、紺などのベーシックな色合いを選ぶとジャケットやパンツとも合わせやすく便利です」とTシャツ選びのポイントを説明してくださいました。

また、避けたほうがよいトップスとして、「派手な色や柄物、タンクトップのような袖のないものです」と述べ、「カジュアルな印象が強すぎるため、多くの企業でマナー違反となるでしょう」と指摘。

「襟付きのシャツもしわがないか、Tシャツはヨレ、特に白Tは黄ばみなどがないかも確認をし、清潔感を意識しましょう」と細かい点についても教えてくださいました。

(2)オフィスカジュアルにデニムはNG?

次に、ボトムスのNGマナーについて安達先生は、「半ズボンやデニムです」といい、「特にデニムは元々作業服として着られていてので、ビジネスシーンではNGになることが多くあります」と語ります。

もしもデニムを選ぶ場合は、「ダメージ加工のないものや濃い色を選びましょう」と述べ、マナー違反にならないボトムスは、「チノパンやスラックス」とのこと。

また、「黒、紺、ベージュ、グレーなどはどの世代からも好印象を持ってもらえる色ですし、トップスとも合わせやすいのでおすすめです」とカラーについても詳細に教えてくださいました。

避けておきたいデザインとして、「トップスと同様に、派手な色や柄物も多くの企業ではマナー違反となるでしょう」と安達先生は説明します。これらは服選びの際に覚えておきたいですね。

(3)ビジネスバッグにリュックはあり?

カジュアルな印象があるリュックですが、スーツにリュックスタイルについて安達先生は「通勤でリュックを使うのは、筆者は必ずしもマナー違反だとは感じません」と説明するものの、「お客様を訪問する際には、ビジネスバッグに変えるなどの配慮ができると素晴らしいと思います」と言及。

また、「リュックでありながら、ビジネスバッグとしても使えるデザインのものもあります」と述べ、ビジネスシーンに適したものを選ぶことが大切とのことでした。

ポロシャツのマナーって?

画像:Daniela Pelazza/Shutterstock

(4)クールビズでポロシャツはOK?

夏はビジネスシーンでポロシャツを着用している方を多く見かけます。

安達先生によれば、「着用する色やデザイン、全体のバランスを考えて“きちんと感”が出る着こなしであれば、必ずしもマナー違反にはならない」とのこと。

「白やグレー等のベーシックカラーや、涼しげな印象を与えるブルー系を選ぶと好印象」と述べ、「デザインは、カラダにフィットしたサイズで、襟がきちんと立つデザインを選びましょう」と説明してくださいました。

また、“きちんと感”を出すために、「裾はパンツの中に入れましょう。外に出しているとカジュアル感が強くなってしまいます」、「ボタンを開けるのは第一ボタンまでにし、襟元があきすぎないように注意しましょう」と注意点も教えてくださいました。

選ぶ基準としては、「速乾性もあり、しわができにくいポロシャツ」とのこと。機能性の高いポロシャツを選ぶことで、清潔感のある印象にも一役買ってくれそうです。

(5)タオルで汗を拭くのはマナー違反?

「一般的には綿素材のハンカチを持つのがマナーとされています」と安達先生。その理由として、「タオルやタオル地のハンカチをビジネスシーンで使うのはマナー違反だと感じる方もいる様です」と語り、「お客様の前ではタオルを使うのは控えましょう」と説明します。

しかし、夏の暑い日はタオルのほうがしっかりと汗が拭えますよね。その場合は、「タオルやタオル地のハンカチを持ち歩くのは問題ありませんが、必ずハンカチも1枚は持ち歩きましょう」とのこと。

「お客様と会うまではタオルでしっかりと汗を拭きとり、商談中などはハンカチで汗をおさえるようにすると好印象に繋がりますよ」とアドバイスしてくださいました。

(6)扇子を使うときの気遣いとは?

「“できるビジネスパーソン”であれば、扇子で涼を取りたいものですね」と安達先生はいいます。扇子のスマートな使い方は、「そっと広げ、首元を優しく仰ぐととてもスマートに見えます」とのこと。

また、扇子を選ぶ基準は、「涼しげな色合いや柄、特にビジネスシーンでは縁起物の柄を選ぶといいといわれています」と説明。

ただし、「目上の方やお客様の前では扇子で扇ぐのは控えましょう」と注意点も。

「どうしても汗が引かず、ハンカチでもおさえきれない場合は、必ず『申し訳ございませんが、汗が引くまで扇子を使ってもよろしいでしょうか』などと一言伝えると、丁寧な印象に繋がります」と説明してくださいました。

相手に不快な印象を与えないためにも扇子の使い方には注意したいものですね。

 

いかがでしたか? 大人のマナーを身につけておけば、相手への好印象にも繋がりますね。今回ご紹介したポイントを参考に、ビジネスシーンで違和感のないファッションを取り入れてみてくださいね。

<プロフィール>
安達美菜
ビジネスマナー講師。大学卒業後、営業や人事の業務経験を経てビジネスマナー講師及び心理カウンセラーの資格を取得。研修ではコーチ、ファシリテーターやメンタリヘルスアドバイザーとして活動し、マナーとメンタルを通じた組織の活性化などを実現する。SNSではキャッチ―な“マナー川柳”を投稿し、さまざまなシーンでの正しい言葉遣いや振る舞いを発信している。

【画像・参考】
※:Everything・jessie/PIXTA(ピクスタ)
※Daniela Pelazza/Shutterstock

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