新型コロナ 最新の感染状況や対応は

学ナビ 学食訪問 東京工業大学「パワー丼」 親しまれた味を引き継ぐ

140年の歴史を誇る東京工業大学。大岡山キャンパス(東京都目黒区)のほぼ中央に位置する本館は、構造や意匠にこだわった〝ものつくりの東工大〟のシンボルだ。昭和9年に完成後、戦火による焼失も免れた。その建物内で今も営業するのは『第二食堂』。コロナ禍や施設改修による第一食堂閉店のさなかにあっても、学生・教職員の食環境を守り続けている。

第二食堂は、多彩なメニューを組み合わせることができるカフェテリア方式を採用している。男子学生が多く、カレーや丼モノといったメニューは定番といってもいい。しかし、注文の履歴を分析すると、栄養バランスを考え、小鉢やサラダを一品加える学生が東工大には多いのだという。

「安全・安心はもちろん、健康や食の楽しみを提供するのも学食の役割。すべてコロナ前と同じというわけにはいかないが、より多くメニューをそろえるようにしている」。第二食堂の岡遼太郎店長はそう指摘する。

岡店長のおすすめは、東工大パワー丼(495円)とオクラのお浸し(66円)の組み合わせ=写真。パワー丼は、ニンニクが効いた豚焼肉炒めと半熟卵、水菜が盛り付けられている。第一食堂の看板メニューだったが、今年4月の閉店を機に、親しまれた味を第二食堂で引き継いだ。

店内は感染症対策を徹底し、座席数250席から110席に。指さし注文や消毒作業の有無を示す座席カードなどを導入した。一方、オンライン授業の定着などを背景に利用者は減少したままだ。

東工大生活協同組合の新井明専務理事は「学食も変化のときを迎えている。ピークの時間帯をずれると、いつもと違うメニューが楽しめたり…。商品開発や新サービスの提案に取り組んでいきたい」としている。

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