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【皇室ウイークリー】(696)皇后さま、蚕の繭切りに臨まれる 秋篠宮さま、病院長らねぎらわれ

天皇、皇后両陛下は4日、お住まいの赤坂御所で、外務省の山田重夫・総合外交政策局長と面会された。両陛下は定期的に、同局長から国際情勢などについて話を聞かれている。

皇后さまは7日、養蚕のため、皇居の紅葉山御養蚕所を訪問された。この日は2日に続いて繭を収穫する「繭掻(まゆかき)」や繭の毛羽取りを行ったほか、繭の端を切ってサナギになった蚕を羽化させる「繭切り」にも臨まれた。

側近によると、皇后さまは繭切りの手順について担当者から説明を聞き、「こういう感じでしょうか」などとご質問。カッターナイフを使い、中の蚕を傷つけないよう注意深く作業に取り組まれたという。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、皇居での養蚕は昨年に続き、人数を減らして作業が進められており、皇后さまは「大変ですね、ご苦労さまです」と担当者をねぎらわれた。

宮内庁や宮崎県などは8日、7月3日に同県で開催される「国民文化祭(国文祭)」と「全国障害者芸術・文化祭(芸文祭)」の開会式に、天皇陛下がオンラインで臨席されると発表した。皇后さまも体調に支障がなければ同席される。両陛下の恒例の地方ご訪問「四大行幸啓」で、オンラインが活用されるのは5月30日に島根県で開催された「全国植樹祭」に続いて2回目。

感染拡大防止のため、実際の訪問は見送り、赤坂御所と現地の会場をオンラインでつないで実施する。宮崎県での国文祭、芸文祭は昨年開催予定だったが、コロナ禍で1年延期され、今年は7月3日から10月17日まで行われる。陛下のお言葉や開会式の開催方法などの詳細は今後検討するという。宮内庁は「できるだけ実際のご訪問に近い形でできるよう調整していく」としている。

秋篠宮さまは7日、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸(東京都港区)で、総裁を務める恩賜(おんし)財団済生会が運営する埼玉、福井、岡山、大分の病院長らとオンラインで懇談し、新型コロナウイルス患者への対応について聞かれた。

済生会によると、同会では「第4波」の5月下旬にコロナ患者の受け入れがピークを迎え、全国約80の関係病院の受け入れ患者数が一時500人を超えた。懇談では、第1波などと比べて、若年層で重症化する患者が多いという病院関係者の話に、秋篠宮さまは「それらの若年者は基礎疾患を有しているのですか」などとご質問。一方、コロナ禍で受診を控える患者も多いという報告に、がんなどほかの病気の治療の遅れといったコロナの2次的な影響を心配されていたという。

最後には、「第4波の患者が多くみなさん大変かと思いますが、くれぐれもお体を大切におつとめされるよう願っています」と関係者をねぎらわれた。

秋篠宮さまが5月に済生会幹部から事業報告を受けた際、「第4波」で逼迫(ひっぱく)する地方の医療現場の状況を気遣われていたといい、今回の懇談が実現した。秋篠宮さまは1月にも、同会の埼玉、大阪、福岡の病院の関係者とオンラインで懇談されている。

三笠宮妃百合子さまは4日、98歳の誕生日を迎えられた。

高円宮妃久子さまは4日、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸(同)で、離任するカナダのイアン・バーニー駐日大使夫妻と面会された。久子さまは平成30年1月まで、日本とカナダの友好親善に取り組む日加協会の名誉総裁を務め、三女の守谷絢子さんに引き継がれた。同協会では、同国の駐日大使が名誉会長を務めている。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。


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