政府の緊急事態宣言 今後の方針は

浜松市、余剰ワクチン保育士などに接種へ 集団会場キャンセル転用

新型コロナウイルス感染拡大が収まらず独自の「感染拡大警戒宣言」を発令中の浜松市は、高齢者向け集団接種のキャンセルなどで生じる余剰ワクチンを、介護施設スタッフや保育士といった職種の高齢者以外にも接種する方針を明らかにした。74歳から65歳への接種券発送の前倒し、集団接種会場増設なども打ち出し、少しでも早く感染状況を改善させたい考えだ。

市は今回、「業務上早めの接種が必要とされる職種」として、高齢者施設や介護施設のスタッフ、学校関係者、保育士などを指定する。高齢者集団接種会場で予約キャンセルや、そもそも予約が埋まらないことでワクチンが余った場合、周辺の指定職種の人々に来てもらい、接種することにした。これまで余剰分は会場の医療関係者のうち未接種の人らに回してきたが、こうした人々の接種率も上がってきたため新たな対応を決めた。

また市は、これまで14~30日の間を予定していた74歳から65歳への接種券発送を、12~25日に前倒しする。

このほか23日から、JR浜松駅前のアクトシティ浜松(中区)内の展示イベントホールを集団接種会場に追加。これで市中心部はザザシティ浜松(中区)西館との2カ所、市内全体では計9カ所の態勢となる。

浜松市内では、1週間の10万人当たり新規感染者が5月27日に45人を記録。市は同26日に独自の警戒宣言を出した。最近は減少傾向ではあるものの今月10日時点で同13・2人とまだ高い状態で、同市を含む県西部の新型コロナ対応病床使用率(10日時点)は40・9%と県全体(25・4%)に比べて高止まりしている。

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