小栗旬主演『鎌倉殿の13人』がもっと面白くなる!「北条家」を知るための3冊

 小栗旬主演のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』がついに始まった。脚本は、三谷幸喜。三谷は北条義時の活躍と、家臣団による権力争いをどのように描き出していくのだろうか。大河ドラマというと、戦国~江戸時代や幕末が舞台となることが多く、鎌倉時代が舞台となることは稀だ。「鎌倉時代ってどんな時代だっけ?」「北条義時ってどんな人だっけ?」。もしかしたら、そんな疑問を抱いている人も少なくはないかもしれない。せっかく大河ドラマを楽しむならば、事前に知識があった方が何倍も楽しいはず。そこで、『鎌倉殿の13人』がもっと面白くなる、「北条氏」を知るための3冊をご紹介しよう。

『「わきまえない女」だった北条政子』(跡部蛮/双葉社)

「鎌倉殿の13人」を定めたのも、実は政子だ。政子は、執権の義時を凌ぐほどの権力を誇っていたと言われているのだ。政子は常にあらゆる手を使って夫・頼朝と築いた「鎌倉殿」の「家」を守ろうとしてきた。そんな姿を知れば知るほど、政子の存在が魅力的なものとして浮かび上がってくる。彼女は、悪女ではなく、決してブレない女だったのだ。この本を読めば、ますます大河ドラマが楽しむことができるに違いないのだ。

『北条氏の時代 (文春新書)』(本郷 和人/文藝春秋)

 鎌倉時代は始まりからその終焉まで、とにかくダイナミック。この本とともに、実際にあった歴史や説を知った上で、「ほほう、こう来ましたか!」と見れば、大河ドラマをより一層楽しむことができるだろう。

『逃げ上手の若君 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)』(松井優征/集英社)

 主人公は「北条時行」。歴史が好きな人でも一瞬「誰?」となるだろうこの人物は、鎌倉幕府の執権・北条高時の息子、文永・弘安の役で蒙古軍を退けた八代執権時宗の曾孫であり、義時の子孫だ。物語は、鎌倉幕府が足利高氏(後の尊氏)の離反により、突然の滅亡を迎えるところから始まる。時行は実在の人物だが、本作では当然漫画ならではのフィクション性も多分に盛り込まれている。そして、ストーリーは、「友情・努力・勝利」というジャンプお約束かつ痺れる展開が続いていく。松井作品のファンにはもちろんのこと、歴史ものが好きだという人にもオススメできる、非常に優良な作品だ。

 武士が日本史の新たな主役として登場し、統治や法による支配に目覚めていく鎌倉時代。この時代は、知れば知るほど奥が深く面白い。あなたもいろんな本で知識を蓄えてみてはいかがだろうか。きっと大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をますます楽しむことができるに違いない。

文=アサトーミナミ

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