千葉県茂原市、桜並木の動画撮影でCF 一昨年の大雨被害による河川改修で伐採へ

 一昨年10月25日の記録的大雨で市内を流れる一宮川が氾濫し、大きな浸水被害が出た千葉県茂原市で、浸水対策として7月からの予定で川の護岸の勾配をきつくする改修工事が始まり、川沿いの桜並木が伐採される。今春で見納めのサクラを映像記録に残そうと、市観光協会が撮影費用などをクラウドファンディング(CF)で募ったところ、8日夕時点で約119万円集まり、目標の100万円を締め切り前に突破した。

 県一宮川改修事務所によると、工事は豊田川合流点から鶴枝川合流点の約4キロが対象。工事区間の一宮川沿いにはサクラなど約330本の樹木がある。

 「咲き誇るサクラの姿を記録に残さなければ、二度と見ることができない」。観光協会は、伐採前の「最後の桜並木」をドローンなどで撮影して後世に残そうと先月22日からCFを始めた。目標は100万円だったが、今月1日に達成した。締め切りは同23日で現在は200人からの支援を次の目標にしている。

 協会では「費用の集まり具合によっては、写真集を作成し、市内の学校図書室に配布し、桜並木の歴史を子供たちに伝えたい」としている。改修事務所は「工事の邪魔にならないサクラの木はできる限り保全したい」と説明。工事後は市などと協議し、植樹帯の再生も検討するという。

 CFは、金額に応じて伐採されるサクラの花びら入りのしおりやDVDなどの返礼品がある。問い合わせは観光協会(0475・36・7595)。

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