宇宙から帰還のカーク船長「今起きたことに感動、世界の誰もが経験すべき」

宇宙船内で無重力状態を体験するウィリアム・シャトナーさん(右)(ロイター)

 【ワシントン=船越翔】人気SFシリーズ「スター・トレック」でカーク船長役の俳優ウィリアム・シャトナーさん(90)らを乗せた宇宙船「ニューシェパード」が13日、米テキサス州から打ち上げられ、宇宙空間に到達した後、無事帰還した。シャトナーさんは史上最高齢での宇宙飛行となり、「今起きたことに感動している。世界の誰もが経験すべきだ」と喜びを語った。

 宇宙船は、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏率いる宇宙企業ブルーオリジンが開発。今回が2回目の有人宇宙飛行で、シャトナーさんや米航空宇宙局(NASA)の元研究者ら4人が臨んだ。

 打ち上げから同州の砂漠への着陸までは約10分間で、4人は高度約105キロ・メートルの宇宙空間で無重力状態や周囲の景色を楽しんだ。帰還したシャトナーさんは出迎えたベゾス氏に「見上げると(宇宙の)暗闇があり、見下ろすと青色があった。それは母なる地球だ。信じられない出来事だった」と涙を流しながら語った。

 ブルーオリジンは「今回の宇宙飛行は人々に安全かつ頻繁に飛び立ってもらうための一つの節目だ」との声明を出した。

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